知る人ぞ知る絶品おこわ!老舗和菓子屋が作る大阪名物「とん蝶」
しばらく大阪に住んでいたことがあったのですが、全く知らなかったこの「とん蝶」。
先日久しぶりに大阪に行くことがあり、お土産探しに阪神百貨店を歩いていると、この「とん蝶」を発見。この形状!この筆文字!この竹皮を模した包み!なんてプリミティブなのでしょう!
調べてみると「とん蝶」は知る人ぞ知る大阪名物で、大阪市鶴見区にある老舗和菓子屋「御菓子司 絹笠」が作るおこわなのだそう。
「御菓子司 絹笠」は、瓦煎餅の製造を行うお菓子屋さんとして1867(慶応3)年に創業。「とん蝶」とは、ふるさとを連想させる「とんぼ」と「蝶々」を合わせた造語なのだそう。哀愁漂う手描きのロゴとネーミングがぴったりで、食べる前から美味しそうな雰囲気が漂います。
そっと竹皮アルミの包みを開くと、長細い三角形のおむすびのようなおこわが。ふんわりだしの香りが広がります。職人さんによって丁寧に炊き上げられたもちもちおこわが、しっかりぎゅっと詰まっていて、食べ応えも十分。カリカリ梅も1個じゃなくて2個なのがちょっと嬉しい。
こちらがベーシックな「とん蝶」。国産もち米の白蒸しに国産大豆を混ぜ合わせ、大阪の老舗昆布店より取り寄せた2種類の昆布を独自にブレンドし、間に挟むことで、もちもちおこわと大豆、塩昆布の味わいを楽しめます。国産小梅が香りと味のアクセントとなっていて、郷愁をそそる逸品です。
こちらは阪神百貨店限定の「とうもろこし入とん蝶」。定番の「とん蝶」とはまた違い、黄色のとうもろこしと黒いりごまが入っていて、ごまの香りと、ぷりっとしたとうもろこしの甘みが特徴で、もうひとつ食べたくなってしまう美味しさ。なんと阪神タイガースのカラーをモチーフにした「とん蝶」なのだそう。
こんなに特徴的でお土産にぴったりなもちもち絶品おこわ。なぜ知らなかったのだろう、、と考えたのですが、実はこの「とん蝶」、賞味期限が当日限り、販売場所が本店と大阪の百貨店と限られた駅、通信販売もしていない、1日の製造数も限られている、人気ですぐ売り切れてしまう、などがあり、なかなか出会うのにもハードルが高いのです。なるほど、知る人ぞ知る大阪名物と言われているのも納得、、!
阪神梅田本店、新大阪駅構内でも販売しているので新幹線を利用する際には、この大阪にしかない上品で懐かしい味の絶品おこわをぜひ探してみてください。
メジャーすぎて乗っていなかった世界最大級の天保山大観覧車に乗ってみた!
世界最大級の高さを誇る天保山にある大観覧車は、高さ112.5m。1周約15分の空中散歩が楽しめます。大阪に住んでいた頃は乗る機会がなかったのですが、今回せっかくなので乗ってみることに。見上げてみると、、高い!!
初めて乗りましたが、観覧車から見る大阪の景色は想像以上に絶景!天気のよい日は、遠く淡路島まで見渡すことができるそう。大きなビルも増え、遠くには大阪万博の会場の建設地が。大阪の街もどんどん変わっていきます。
イスも床も透明で足もとの景色まで360°見渡せる、まるで空中に浮かんでいるかのような感覚になる特別なゴンドラ、シースルーキャビンも8基あり、楽しさとスリルを味わうことができます。今回乗った時はとても空いていたので通常のキャビンかシースルーキャビンか選ばせてくれました。
夜は60台のキャビンと回転軸の柱がイルミネーションに輝き、日本夜景遺産にも認定されている素晴らしい夜景を演出してくれます。
こちらは大阪駅方面。左下の木が生えているところに標高4.5mの「日本一低い山」として有名な天保山があります。山頂そのものは公園に埋もれる形になっていますが「天保山山頂」の標識がちゃんとあるのです。が、長らく「日本一低い山」としてひそかな観光名所となっていたこの天保山、2011年に発生した東日本大震災の津波により削られた仙台市の日和山が標高3mとなり「日本一低い山」の座を譲ることに!!しかし、二等三角点(三角測量において約8km間隔に設置された国家基準点)のある山としては、現在も日本一低い山として多くの人々に親しまれているのだそう。
この公園のどこに山が、、?とキョロキョロしてしまうかもしれませんが、天保山公園近くの商店街では登頂証明書がもらえるので、観覧車とセットでぜひ登頂してみてくださいね。
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