連載「週末アジア」は、アジアに精通している女性たちが、おしゃれなショップやカフェ、おすすめスポット、旬のニュースなどをピックアップして、まだまだ知られていないアジアの魅力をお伝えしていきます。旅する日々を楽しみに情報をストックしておこう。
引き続き、コロナが緩和して久々に台北駅に行った時のお話です。
前回お話したお弁当屋さんなどがあるフロアに、
天井が高くてめちゃくちゃ広い空間があります。
ここは「大廳」という場所なのですが、
電車の切符が買える窓口があって、列を成すための広場(おそらく)なんです。
ここ、何を隠そう「私が台北駅に来る一番の目的」なのですが
何をするかというと…
地べたに座ってる人の観察です。
よく見てください。
みんな、地面の模様に沿って座ってるんです。
ここは普通に通路なので
みんな土足でここを通るし、
地面の模様はには特に凹凸もありません。
ただの床です。
でもここは昔から人が座りがち。
それも、模様をさもレジャーシートかのように見立て
模様に沿って座る文化があります。
これは、2014年7月の大廳。
この時はスマイルマークがなく市松模様なのですが、
黒が人気ですね。
黒がレジャーシート化しています。
これは、2014年8月の大廳。
この日はなんらかのイベントかデモがあった日で、
前代未聞の人数の地べた座りが観測できました。
みんなここでお弁当を食べています。
あぁ不思議。
こうなると、もはや模様も関係ないですね。
といった文化がまだあるのかな?と思って行ったのですが、
1枚目と2枚目の画像のとおり、
模様が変わっても、模様に沿って地べたに座る文化が変わっていなくて安心しました!
訪台のたびに確認する事項のひとつです。
なお、このフロアには他にもショップがたくさんあって、
り○ろーおじさんならぬ「てつおじさん」のスフレチーズケーキ屋さんがあったり
老若男女に愛される、癖がなくて好みが分かれにくい
おいしいパイナップルケーキの阿默もあるので、
お土産をここで買うのもおすすめです。
金色の方が柔らかくて甘め、
茶色の方が繊維っぽくて酸っぱめです。
(私は金パケの方が好き)
次回は2階の調査に行きます!
text:ayaco
台湾を第二の故郷として愛しているハンコ作家。行く時は旅のテーマを決めてちょっとロングステイをし、台湾の新しい魅力探しを楽しんでいる。
著書にはクラフト本として「ayacoのはんこノート」「ayacoの手帖のつくりかた」(共にワニブックス)があり、台湾旅行記として「台湾のたびしおり」「もっと!台湾のたびしおり」(共にワニブックス)「ayacoの台湾みやげ話」(幻冬舎)、「ayacoの台湾あいうえお」(朝日新聞出版)がある。
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