コーヒー好きなシロクマのファージーは、今日もどこかでカフェタイムを満喫中。お気に入りのお店はいくつもあって、それぞれに好きなスペース(特等席)とメニューがあるらしい。中でもとっておきのお店を毎月1軒ずつご紹介。この特等席ですてきな時間をすごしてみてはいかが?
今月の特等席:〈堀口珈琲 世田谷店〉
1990年創業の〈堀口珈琲〉は、日本のスペシャルティコーヒーを知る上で欠かせない専門店のひとつ。今回は、かつて1号店としてオープンした世田谷店へ。当初店内にあった焙煎スペースの名残りや店とともに年月を重ねた北欧家具も見受けられ、他にはない趣のある店舗です。“店でコーヒーが淹れられる音も楽しんで欲しい”という意図からBGMを流さないことも〈堀口珈琲〉流のおもてなし。定番のコーヒーとして打ち出されているブレンドは全9種類、他に季節限定のブレンドや旬のシングルオリジンなどをラインナップ。全体的に深めの煎り具合を得意としながらも、その表現の幅は大変広く、“深煎り=濃くて苦いもの”と思っているなら、まず〈堀口珈琲〉のコーヒーを飲んでみて。また、フードメニューも豊富でスイーツから軽食類まで展開。そのどれもにおすすめのペアリングコーヒーが提案されているところも同店ならでは。「『コーヒーパフェ』と『ハッピーホリデーブレンド』のペアリング、好き」とファージー。
カフェタイムに、堀口珈琲 世田谷店で楽しみたいメニュー
・ドリップコーヒー「ハッピーホリデーブレンド」 ¥800 ※12/25までの期間限定販売
・コーヒーパフェ ¥1450 ※年末までの期間限定販売
毎年この時期に登場する「コーヒーパフェ」は、どこを食べても〈堀口珈琲〉を感じられるコーヒーづくしのパフェ。今年は「ブレンド#9」のコーヒーババロアに「ハッピーホリデーブレンド」のコーヒーゼリー、参宮橋の〈フロート〉による「ブレンド#8」のエスプレッソジェラートなど、こだわりが詰まった一品。おすすめのペアリングコーヒーは「ハッピーホリデーブレンド」で、赤く熟した果物や柑橘、ほんのりと白ブドウっぽさも感じられる複雑なフレーバーと大人なパフェが好相性。
ファージーのコーヒーメモ
豆の煎り具合:浅煎り 中煎り ︎深煎り
熟した果実のニュアンス:★★★★
ミルクチョコレートのようなコク:★★★★
スイーツとの相性:★★★★★
ファージー’s VIEW
a.12/25頃まで「ハッピーホリデーブレンド」のエスプレッソを使用。今だけの味わいを「カプチーノ」(¥730)でも楽しめる。 b.c.堀口珈琲の定番ブレンドは9種類。焙煎度と風味のチャートも必見。 d.それぞれ味わいのあるイス、中には創業時から使われているものも。 e.濃厚で滑らかな口当たりの「チーズケーキ」(¥600)は、人気の定番スイーツ。 f.今回の「FUDGEコーヒー便」では〈堀口珈琲〉とコラボレーション。とっておきのオリジナルブレンドが誕生! 詳細はP.10-11にて。
堀口珈琲 世田谷店
住所: 東京都世田谷区船橋1-12-15
TEL:03-5477-4142
営業時間:11:00〜19:00 ※第3水曜定休
*年末は12/31まで通常営業、年始は1/7より営業予定。
Instagram:@horiguchicoffee
ファージーのショップカードコレクション
お店のブレンドの多彩さがわかる小冊子
WHO IS ファージー?
“ファージー”は、FUDGEの20周年を記念して生まれた公式キャラクター。おっとりしているけれど好奇心旺盛なシロクマ。熱々のコーヒーが大好き(でも猫舌)で、カフェのテラス席愛好家。と言いつつも、屋内の席も満喫する。イメチェンも考えるけど、今のところこのスタイルがトレードマーク。作者は、漫画家のウィスット・ポンニミットさん(通称・タムくん)。
illustration_Wisut Ponnimit
photograph_Taniguchi Daisuke
edit & text_Ryoko Suzuki
design_Nakamura Hiroe
FUDGE vol.258 2025年1月号より