なぜか盛り上がる、つぶあん派、こしあん派論争。それだけ私たちは、いつもあんこを欲している。老舗の味から気になるモダンなお菓子まで……“お気に入りのあんこ”を推薦してもらいました。
『サンモリッツ名花堂 』のシベリヤ
「おいしいのはもちろん、パッケージもレトロでかわいい(onKuL 出版元 竹下さん)」。昔ながらのパン屋さんで愛され続ける和スイーツ。カステラに羊羹をサンドし半日寝かせることで、一体感のあるしっとりとした食感が生まれる。シベリヤ ¥280
サンモリッツ名花堂
place : 東京都港区元麻布3-11-6
tel : 03-3408-6381
open : 06:30~19:30 月木休
『まほろ堂蒼月』の青豆大福
「ふわふわな生地と、甘さと塩味のハーモニーが最高です(onKuL 出版元 樋口さん)」。新潟産こがね餅を使ったおもちは、つきたてのようなやわらかさ。ふっくらとした青豆のほのかな塩味と甘さ控えめのこしあんの組みあわせがクセになる。青豆大福 ¥205
まほろ堂蒼月
place : 東京都世田谷区宮坂1-38-19
tel : 03-6320- 4898
open : 10:00~18:00 月休(祝日は翌火曜)
『アンテンドゥ』の塩パン(あんみるく)
「ミルキーなクリームとこしあんのコンビがたまらない(onKuL 編集部)」。パンの表面にトッピングされた岩塩がアクセントとなり、サンドされたこしあんと北海道産ミルククリームのやさしい風味を際立たせる。塩パン(あんみるく)¥260
アンテンドゥ 赤塚店
place : 東京都練馬区田柄2- 49-8
tel : 03-3977-9074
open : 月~土9:00~20:00 日祝9:00~19:00
『ヒガシヤ』の最中
「佇まいの美しさ、繊細な食感、上品な味わいに魅了されました。落花生餡もお気に入り(フィリップ・テリアンさん)」。スティックタイプで、あんと香ばしく香る最中が最後までバランスよく食べられる。最中[2本入り]¥918 ※写真は大納言粒餡
HIGASHIYA GINZA
place : 東京都中央区銀座1-7-7 ポーラ銀座ビル2F
tel : 03-3538-3230
open : 11:00~19:00(茶房はL.O.18:00)
『たいやき わかば』のたいやき
「尻尾まで粒あんがたっぷり詰まっていて満足感が高く、温かいのはもちろん冷めてもおいしい(onKuL 出版元 遠藤さん・西尾さん)」。昭和28年の創業より変わらぬ製法でつくられるあんこは甘すぎず、パリッと香ばしい薄皮と好相性。たいやき ¥210
たいやき わかば
place : 東京都新宿区若葉1-10
tel : 03-3351-4396
open : 09:30~18:30 ※祝は09:30~18:00 日休
『うさぎや CAFÉ』のお汁粉
「最中の皮は、おしるこを上に乗せたり、浸したりと食感が楽しい ! (須永紀裕さん)」。老舗和菓子店うさぎやの二大名物、どらやきのあんと、最中の皮をマリアージュした贅沢な逸品。珈琲とも相性抜群。うさ志る古ドリンクセット ¥1,250~
うさぎや CAFÉ
place : 東京都台東区上野1-17-5 西楽堂アネックス1F
tel : 03-6240-1561
open : 9:00~18:00 水休
onKuL vol.20(2023年4月売号)より。
photograph:Daisuke Taniguchi
edit:Moe Shibata
re-edit:Saki Katayama