わたしなりのささやかですてきなものを
おすそ分けできないかという思いではじまりました。
デザイナーの大谷有紀です。
今回は、毎週土曜に更新している
連載【ささやかですてきなもの 大谷有紀】でご紹介した、
新年の集まりや、お世話になった方へのご挨拶に欠かせない
“お年賀スイーツ”をまとめてみました。
おいしくてかわいい、とっておきの逸品で、
大切な人においしい笑顔を届けましょう。
年末年始のお家時間のお供にお楽しみいただければと思います!
1 : 御菓子丸 / 紅い鉱物の実
赤すぐりをベースにレモン果皮、
カルダモン、クローブを加えたスパイシーな味わいの琥珀糖。
まるで宝石のよう!!
あまりの美しさに、食べるのをためらってしまいます‥
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2 : 開運堂 / 真味糖
大正中期に考案された鬼胡桃と蜂蜜などを用いた
和風ヌガー、とにかく甘くて美味しい!!
断面の鬼胡桃が大理石のようでもあり美しい‥
仕事の合間にコーヒーやお茶に合わせ、
少しづつ楽しみたいお菓子!
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3 : さゝま / 最中
松葉菱の入った角のある皮の形はどこか凛としていて、
こちらも姿勢を正したくなります‥
北海道産の小豆、砂糖、水飴、寒天をつかった自家製こし餡。
口の中ですっとなじんで溶けてしまう餡は、
後味もあっさりさっぱりしていて最高!!
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4 : 落雁 諸江屋 / 菊花せんべい・唐松せんべい・妙蓮せんべい
嘉永二年に創業、老舗の「落雁 諸江屋」さん。
こちらは上から「菊花せんべい」「唐松せんべい」「妙蓮せんべい」。
和テイストでありながら洋のモダンさもあり、
器にのせるだけで華やかなお菓子!!
1枚1枚丁寧なつくり、おもてなしやお土産などにぴったり。
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5 : 落雁 諸江屋 / 福徳煎餅
こちらは限定数発売されている正月菓子「福徳煎餅」。
打出小槌、砂金袋、福俵のおめでたい3つのかたち!
最中皮を割ると、
中からミニチュアサイズの民芸玩具(食べられません)や小さな金華糖。
中身の縁起の良いモチーフは、全部で30種類ほど!
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6 : 落雁 諸江屋 / 辻占福寿草
こちらは「辻占福寿草」、
フォーチュンクッキーのようなお菓子。
砂糖ともち米で作ったせんべい皮の中に、
日々を生き抜くうえで大きなヒントやユーモアに富んだ格言などなど‥
暗号のようで謎めいていて、ちょっと癖になります!
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7 : 壽堂 / 干菓子詰め合わせ
明治17年創業の老舗の和菓子屋さん、
壽堂さんの季節の干菓子詰め合わせ。
水色に銀色の印刷、ショッキングピンクのリボンで、
この時点ですてき、そして紙箱もかわいい!
もちろん中身は宝石箱のよう、手土産にしても喜ばれそうです。
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8 : 萬々堂通則 / 糊こぼし
季節限定萬々堂通則さんの「糊こぼし」、
椿柄がかわいい紙箱!
春を告げる行事として知られる
東大寺二月堂の「お水取り」の行事にあわせてつくられる、
椿の花を形どった、季節限定の可愛らしい生菓子。
毎年2月上旬~3月中旬のみの、期間限定商品です!
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9 : 御菓子丸 / 鉱物の実・ほころびの二段重
杉山早陽子さん主宰の御菓子丸の和菓子、
「鉱物の実とほころびの二段重」。
どちらも見た目に美しく、かわいい!
器に並んだ様子も美しいいので、
手土産にもぴったりの商品です。
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10 : とらや / 小形羊羹セット
小型羊羹の個包装で配りやすさも◎
干支にちなんだパッケージ、かわいい!
こちらは限定数の販売だそう、お早めにどうぞ。
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11 : 亀屋良永 / 松露
天保3年創業の江戸時代から続く老舗のお店、
京都に行くと必ず立ち寄る亀屋良永さん。
季節ごとに変わる松露がおすすめ、
写真は秋に購入した松露「菊の香」。
餡玉にお砂糖を掛けた半生菓子、
中は白餡で黄味餡のような色合い、
豆のコクが味わえる餡になってます!
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12 : 梅園菓子処 / うそ餅
梅園菓子処さんのうそ餅。
戦後、人々の心が沈んでいるときに、
少しでも気持ちを明るくしたいという願いから生まれたお菓子だそう。
青じそ風味の求肥に若草色と白の落雁のそぼろをまとった
格子柄のお菓子の中に「鷽(うそ)鳥」の人形!
ユニークで手仕事が美しいお菓子です。
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13 : 薄氷本舗 五郎丸屋 / 干支の薄氷 卯
ふかふかの真綿に包まれあらわれたのは‥
丸いシルエットのうさぎ!かわいい!!
薄氷のように、口の中に入れるとさっと溶ける薄くて繊細な干菓子。
それぞれ桜、抹茶、ゆず、胡麻、和三盆の味。
優しい甘味で何枚でも食べられます!!
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14 : 開運堂 / 白鳥の湖
1つ1つ丁寧に包まれた薄紙には白鳥のアイコンシール、
そして白鳥のイラストが刻印されたソフトクッキー。
落雁のような柔らかなソフトクッキー。
少しシナモンの香りがします、口の中で溶ける、最高!!
幸せのお菓子とも言われているそう‥
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15 : 薄氷本舗 五郎丸屋 / 干支の薄氷 卯
こちらは宝暦2年創業、富山県石動にある和菓子屋
薄氷本舗 五郎丸屋さんの「干支の薄氷 卯」。
ふかふかの真綿に包まれあらわれたのは、
半月シルエットのうさぎの薄氷。
薄氷のように、口の中に入れるとさっと溶ける薄くて繊細な干菓子。
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photo&text_yuki otani
PROFILE 大谷有紀
1981年福井県生まれ。2007年東京藝術大学大学院視覚伝達研究室修士課程修了後、株式会社資生堂宣伝部制作部入社。2016年よりフリーランスのデザイナーとして幅広く活動中。主な仕事に、Ponte Vecchio、RMK、ラフォーレ原宿、ANTIPASTなどのアートディレクション、ほぼ日、mina perhonen、KINTO、Zoff、ne Quittez pasとのコラボレーションなど。現在開催中の「ムーミンコミックス展」「創業200周年記念フィンレイソン展」アートディレクター も務める。最近は、nest Robeより黒と白をテーマにしたコラボレーションアイテムを発表。
Instagram:@yuki_ootani
過去の作品・インタビューなど:https://linktr.ee/yuki_ootani