ミッドセンチュリー愛好家たちの偏愛コレクション。 蒐集家としても有名なアレキサンダー・ジラードのように自分の好きなものに囲まれる暮らしって楽しそう。
インテリアデザイナー・福田和貴子さんの集めちゃうもの
福田さんは、ノルウェー発のカフェ・バー〈フグレントーキョー〉の立ち上げメンバーのひとり。このテーブル用ランプシェードも、 今から5〜6年前にノルウェーで見つけて大人買い。「ブランド名もデザイナー名もわからないけど、お店の方に年代だけは教えてもらえたんです。ミッドセンチュリーのデザインは『フグレン』で働いていた時から好きでしたし、プラスティックやリボンの素材感も好みでした。それに、使いやすそうな小ぶりのサイズ感も良いなと思って」
灯具の部分は自作する予定。インテリアデザイナーならではの発想で、ヴィンテージを生活になじませる。 「頭に浮かんでいるのは、当時のランプに見られる、 細いスチール製のスタンド。 銅、真鍮、アクリルのディテールを加えてもよさそう。いまだに手をつけられておりませんが(照)」
どのタイプもランプシェードの内側にワイヤーで作られたキャッチがあり、そこに電球をはめ込んで使う。ミッドセンチュリー期のプロダクトらしいポップなカラーリングで、灯りを点けていない時も かわいらしい。
onKuL vol.21(2024年10月売号)より。
photograph:Hironori kim
edit:Ryuto Seno
re-edit:onKuL