結婚を機に現在の住まいで生活をスタートされたシチさん。シンプルな色合いの物件をDIYも駆使して趣味や好きなインテリアが楽しめる空間へ。思い出や色合いも積極的に取り入れたお部屋について伺っていきます。
雑貨や写真で彩られたダイニングスペース
住まい探しの条件は、家賃と築浅であること、そして寝食を分けられる間取りだったと話すシチさん。現在の住まいは、偶然見つけた新築の物件でした。
「結婚を機に同棲をスタートする住まいとして、1〜2LDKの部屋を探していました。夫の職場も近くで、偶然にも建設中だったこの住まいは、新築で広さ、家賃も良い条件だなと思い決めました」(シチさん)
「完成前で内見こそ出来ませんでしたが、頂いた資料で床が白く、夫が料理が好きなので3口コンロだったことも決め手となりました」(シチさん)
住まいのコーディネートを考える上では、住まいに合わせてベースは白で統一。加えて差し色としてこれは合いそうだと直感的に思ったものを取り入れられています。
お部屋の中でもそうしたコンセプトを象徴したような空間になっているのがダイニングスペース。
「テーブルや椅子は白を基調としたシンプルなものを選び、周りに置く雑貨の彩りが際立つようにしています」(シチさん)
椅子もそれぞれ違う種類を選ばれている中で、お気に入りはIKEAのTOBIAS(トービアス)。
「IKEAに新居のものを揃えに行った際、フォルムの可愛いさに一目惚れでした。座った感覚も安定していて広々と座ることができます」(シチさん)
ダイニング周りを中心にたくさんのチェキが飾られているのも、シチさんのお部屋で特徴的なポイントの1つ。
「一目惚れして購入したコダックのフィルムカメラを使って、旅行先でたくさん写真を撮っています。写ルンですのような一回使い切りとは違ってフィルムを買えば何回でも使うことができるのが良いです」(シチさん)
「使わないときは置いておくだけでもインテリアとして可愛いですね。今の時代スマホで何枚も撮ることができますが、フィルムカメラは一発勝負の撮り直しがきかないところが、その瞬間の味が出て楽しくて愛用しています」(シチさん)
また写真や雑貨以外にもブックタワーを使って書籍もたくさん収納されていました。
「夫の小説や私の仕事や趣味に関する書籍をまとめて収納しています。ダイニングテーブルで読書するのにも近くて便利です」(シチさん)
その他、ダイニングと隣接するキッチンカウンターも、海外のオリーブオイルや、ハマっているお酒、コーヒーなど、パッケージも可愛いものを置いてディスプレイを楽しまれていました。
DIYとアイデアで特別な空間になったリビング
リビングスペースは、もともとの空間からDIYやアイテムを使い見せる収納が楽しめるようになっていました。お気に入りのカメラや紙ものが飾られた壁は、もともとデッドスペースだった場所を有効活用。
「最初は何もない窪みになっていて、ソファを置くとデッドスペースになるため、何か出来ないかと考えました。普通のパネルを立てかけようかと思っていたところにホームセンターで有孔ボードを見つけて、これならいろんな使い方ができると取り付けました」(ご主人)
「色を塗ることも考えましたが、隣の壁とのコントラストがいい感じで、そのまま使っています」
またテレビ台も既製品ではなく、コンクリートブロックを使って作成。前の住まいでご主人のアイデアもあり、使っていたものを新居でパワーアップさせたものでした。
「前の住まいでちょっとした棚が欲しいけど、既製品で良いものがなく、悩んでいる妻を見てコンクリートブロックを使うことを提案しました」(ご主人)
「人と被らない収納が作れて、以前の部屋もシックな雰囲気だったので、コンクリートがすごくマッチしました。その時はちょっとした小物置きみたいな感じで使っていましたが、ここに引っ越してきた時に、今度はテレビ台と部屋が合わず、ブロックの数を増やしてテレビ台にしました」(シチさん)
「ホームセンターで一個300円くらいで買えるブロックを10個ほど購入し、積み上げています。組み立てなども必要ないので不器用な私にとって扱いも楽チンです。コスパも良くて、周りの緑もコンクリートとマッチしていてとても気に入っています」(シチさん)
様々なアイデアと実践は、二人暮らしの中でより幅広くなっていると話すお二人。
「結婚して妻の趣味に合わせる中で、妻がこういうのやりたいという思いと賃貸の規制も踏まえて試行錯誤するようになりました。既存のものでいいものを探すにはお金も時間もかかるので、まずできることを考えてやってみるようにしています」(ご主人)
愛着あるアイテムに挟まれて、テレビはもちろんお気に入りのプロジェクター、Anker Nebula (ネビュラ) Capsule IIを使ってのリラックスタイムも好きな時間の1つ。
「私たちの結婚式を機にいただいたもので、コンパクトなのに高クオリティで映像も音も迫力満点です。持ち運びも楽なのでリビングはもちろん、寝室で寝る前の映画にも使っています」(ご主人)
「バッテリーも内蔵されているので鑑賞中ケーブル無しで見られるのも便利です」(シチさん)
暮らしや空間に合ったものは、自分達で手を動かして。おうち時間を豊かにするためには便利なアイテムを活用する。自分たちだけの空間を作りながら、住み良い住まいをつくるポイントがたくさん詰まった空間でした。
夫婦の家宝が詰まった漫画棚
LDKの隣に設けられた一部屋は、仕切らずに趣味部屋として活用。ご夫婦で大切に集められた漫画や簡単な作業もできる空間として整えられています。
趣味部屋としてつくり始めたきっかけは、ご主人の趣味である漫画の収納がきっかけだったそう。
「もともと僕が漫画好きで、結婚する前からたくさん持っていました。ただ漫画の表紙がカラフルで、主張が激しいので、昔は扉が付いている本棚に見せないように収納していたんです」(ご主人)
「この部屋でも最初は合わないなと思ってずっと隠していたんですが、最近になって本棚を自分で自作で作って並べてみたら意外といい感じにお部屋にも馴染んでいると感じるようになりました」(ご主人)
持っている漫画の数は700冊を超えており、最初はその全てをDIYした本棚に収納してみたものの、あまりの重さに本棚が壊れてしまったそう。今は2箇所に分けて収納されています。
また本棚とともに空間に色合いを足してくれているのが、お二人の結婚式で作られたアートボード。
「私たちの結婚式で、結婚証明書として参列者に描いてもらいました。結婚する上で大切なことは何かという質問で、ピンクが愛情、オレンジが感謝、青が信頼という意味合いが込められています。今でもアートボートをみると結婚式を思い出すので一生の思い出として飾っています」(シチさん)
シンプルだった空間をDIYやアイデア、雑貨にご夫婦の思い出も足して自分達らしいお部屋を作られているお二人。
「思いついたものを少しずつ手を動かしながら形にしてきました。カーテンや寝室の収納などまだ手が付けられていないところもあるので、今後もっと理想に近づくためにやりたいこと、できることには引き続き取り組んでいきたいです」(シチさん)
お二人がめざす理想とともに、住まいがどのように変わっていくのか。今後の進化していく過程も楽しみなお部屋でした。
シチさん(@shichi_lifestyle)のInstagramアカウントはこちら
https://www.instagram.com/shichi_lifestyle/
text & photo : Tsubottle
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出典: goodroom journal
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