衣食住、暮らしのシーンを提案するクリエイターやお店から、おうちで参考になる収納のアイデアをいただく。ディスプレイだけでなく、使えるグッズの紹介も。快適で自分らしいお部屋の空間を作るためのヒントがあれこれ。イメージをふくらませるネタにどうぞ。
ファッション/ライフスタイルコンサルタント・大坪洋介さんの収納術
アメリカのロサンゼルスに30年在住し、現在は東京で暮らす大坪洋介さん。アート、ファッション、ヴィンテージ家具、音楽、クラシックカーなど、自分が美しく感じるものたちが部屋中にぎっしり。とくに圧巻なのが、大坪家で「図書室」と呼ばれる部屋の本棚。1970年に建築された当時から残る備え付けの本棚に、カテゴリーに分けて収納。隙間なくお宝本が詰まった様子は、棚そのものがグラフィックアートのよう!
隙間に詰めた本の段差を生かしてフェースアウト!
無類の本好きである大坪さんが時間をかけて買い集めた本。「特にお気に入りはフェースアウトし、表紙が見えるように並べて」
小さいものは仲間ごとに部屋を作ろう
ダイニング・ルームには、ロサンゼルス在住時代に買い求めたU.S.Navyのヴィンテージ・ローヤーズキャビネット。ペンキを剥がしてメタル 仕上げに。「中にはアドバタイジング・キャラクター、彫 刻、ポテリー、コインバンク、ソルト&ペッパーシェーカーなどの小さいものを。色、カテゴリーなどでまとめてディスプレイすることで、視界に入る一括りの力にすることに注力しました」
異素材どうしの組み合わせが楽しい
コレクションをしているヴィンテージ・ブローチはカテゴリーで分け、クロゼット内の引き出しに収納。「1940〜50年代のアメリカ、メキシコのものが中心で、素材はスターリング・シルバー、ベークライト、ウッド、陶器、べっこうなどさまざま。Gジャンの胸ポケットや、帽子のサイドにつける事が多いですね」
パンツのハギレでブローチを整理整とん
ブローチを留めているのは、ジーンズ やパンツの裾上げで残ったハギレ。「ぜひ、お気に入りのパンツで有効活用してみては!」
onKuL vol.14(2020年10月売号)より。
photograph: Mitsugu Uehara, Masahiro Arimoto, Daisuke Kurihara
edit&text: BOOKLUCK
re-edit: Saki Katayama