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ぴいぷる タレント、プロスケーター・渡部絵美 和製ジャネット・リンに続く伊藤みどり・荒川静香・浅田真央…「私から半世紀かけてと思うと感激」

zakzak by夕刊フジ / 2024年11月28日 6時30分

「坂本さんの精神力はすごい。今、女子フィギュアは日本が世界一ですね。男子も羽生結弦君から宇野昌磨君、鍵山優真君と続けてスターが出てきています。あと2年でインスブルックから50周年。私から半世紀かけてと思うと感激します」

今、自分がすべきこともわかっている。ただ純粋に、スケートの楽しさを子供たちに伝えていくことだ。

「私たちの小さいころは冬に山中湖や河口湖に行って、凍った氷面の上で滑れたんです。屋台も出ていて、お腹が空くと買って食べたりして楽しかったな。今はそんな時代ではないけど、都会の真ん中に厳寒期だけリンクを作ったり、氷上と同様に滑れる樹脂のリンクもあります。樹脂の上でもスケートで重要なバランスを取ることを覚えられれば、いざ氷上に立ったときに心配はなくなります。気軽に楽しく、スケートの面白さを伝えていくのが役目ですね」

オリンピックアスリートならば、ひと目見ればどの子が才能があるかはわかるだろう。でも大事なのはそこじゃない。

「自然にバランスを取れる子と取れない子がいますが、すぐ転んでしまう子を立てるまで教えるのが好き。スケートを好きになるスタート地点を作ってあげる。クラブも所属チームもないなかで誰でもOKですよ」

12月7日(土)から来年3月2日(日)まで東京の二子玉川ライズ中央広場で開催される「二子玉川ライズ・スケートガーデン」では、少人数制レッスンのスケート教室(12月13日~2月28日)を受け持つ。

「〝絵美〟と名づけられたお母さんたちは40代半ば。お子さんにスケートを教えているかもしれません。もう少ししたらお孫さん(笑)。いつかその子たちが世界の舞台に立つかもしれないし、つながりはずっともち続けたい。連盟などからの援助を受けられるのは上のランクに行ってから。それまでは応援してくれる人がいないと続けていけない競技でもあります。だからこそ好きになるきっかけ作りから始めて、サポートしていきたい。ずっとフィギュアはやめられませんね」

スケート人生は氷上のようにキラキラと輝いている。

■渡部絵美(わたなべ・えみ) 1959年8月27日生まれ、65歳、東京都出身。タレント、プロスケーター。小3でスケート選手を目指し、72年に12歳で日本スケート界にデビューし、全日本フィギュアスケートジュニア選手権優勝。全日本フィギュア選手権は72年から8連覇。五輪は76年インスブルック13位、80年レークプラシッド6位。80年に引退しプロに転向。92年アルベールビル五輪以降はテレビ、ラジオ等で解説者、コメンテーター、パーソナリティとしても活躍。各地で講演、スケート教室を開いている。

■フィギュアスケートのさらなる普及に務める渡部絵美をバックアップしているのが、株式会社SGC(金製品の製作・販売・リサイクル・精錬)だ。「渡部さんとは1年半ほど前にゴルフのプロアマの大会で隣席して仲良くなり、スケートに懸ける情熱に感銘を受けました。夢を追いかけている人を応援したい」(土屋豊SGC会長、写真右)と支えていく。

またSGCは12月5日(木)から来年3月2日(日)まで横浜・山下公園に特大スケートリンクが設置される『Winter Wonder Park Yokohama 2024』(主催・YMC冬季山下公園イベント実行委員会)のスポンサーにもなっている。

「二子玉川ライズ・スケートガーデン」渡部絵美スケート教室:https://www.rise.sc/eventnews/detail/?cd=001001

ペン・秋谷哲/カメラ・酒井真大/レイアウト・東真理子

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