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「18ホール、一つ一つシミュレーションします」石川遼、監督時代の長嶋茂雄氏〝ミスター流〟で8打差を逆転だ

zakzak by夕刊フジ / 2024年8月31日 11時56分

難コース攻略へ準備を怠らない石川=30日、富士桜CC(夕刊フジ)

■国内男子ゴルフ「フジサンケイクラシック」第2日(30日、山梨・富士桜CC=7424ヤード、パー70)

小雨が降る中、石川遼(32)の2日目は1R残り2ホールを消化。最終18番(パー4)、グリーン奥ラフからの3打目をピン1・5メートルに寄せたが、カップを外すボギー。2日間にわたった18ホールは3バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの71。通算1オーバーの23位タイで終えた。

約1時間後、2ラウンド目を迎えたが、スタートの10番(パー4)でティーショットを打ち終えたところで、荒天のため連日のサスペンデッド。翌31日持ち越しを余儀なくされた。「こればっかりは仕方がないんで、切り替えてリラックスします」と笑った。

のろのろ台風でイレギュラーな長い時間を過ごすが、無駄にしない石川がいた。すでに発表されているピンポジションのシートの存在である。

「18ホール、一つ一つシミュレーションをします。たとえばラフに入ったらどうする、ライが良かったら、逆に悪かったらどうしよう、こうしようって。その際、ピンポジション情報は重要になる。どこに切ってあるかで、グリーンの側まで持ち込むか、刻んで100ヤード残すとか…。これだけ考えたら、時間はほとんどなくなる」

戦略、戦術熟考という事前準備である。そういえば、プロ野球界の〝レジェンド〟長嶋茂雄さんは監督時代、決戦前夜、9イニングの戦いのシミュレーションをして床についた。「いろんな想定をすることで、実際の現場でドタバタしない」と。石川〝ミスター流〟で出陣である。

54ホール短縮競技となった。「短い戦いになるが、難しいコース。簡単にバーディーが取れるわけじゃないし、簡単にボギーも出る。ミスをできうる限り抑え、焦らずやる。ゴルフの内容は悪くないですから…」。首位とは8打差。逆転劇へ。1990年、本大会で尾崎将司プロは最終日に8打差を逆転して優勝。その背中を追いかけるように石川は3度目Vへ、残り36ホールに挑む。 (清水満)

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