トップ直撃 ポート・春日博文社長 人と企業をつなぐ港に 大学在学時に起業 サイバーエージェント・藤田晋社長が経営のロールモデル
zakzak by夕刊フジ / 2024年10月8日 15時30分
――起業内容は
「2011年の1~2月はツイッターやフェイスブックが日本に続々上陸してきたころで、一気に変わるはずだという確信があったんですよね。人材や就職にSNSを掛け合わせる余地があると思いました」
――18年には東証マザーズ(現グロース)などに上場しました
「経営は黒字で投資の必要はないと思っていたのですが、あるベンチャーキャピタルに『大きくなるためには投資が必要』と教えてもらいました。コンサルティングから、メディアというプロダクト(製品)に転換し赤字になりましたが、許容できたのが良かったですね」
――「社会的負債を、次世代の可能性に。」をパーパス(目標)掲げています
「社会が問題として捉えている事象をビジネスで解決できると、社会的価値も貢献度も高くなると思います。政治はルールやテーマを作りますが、変えるのは民間企業だと思っています。今後は医療や金融分野にも興味を持っています」
【家族】妻と3歳、4歳の子供と暮らす。土日はできる限り、子供たちに「新しい体験」をさせることを意識しているという。「外国人の先生との英会話や、ダンスなどの習い事に行かせています。遊びも毎週違うところに行くようにしています」
【熱中していること】本業以外でも、自閉症アーティストの支援や金沢市のプロ卓球チームの経営支援など、社会課題の解決に関連する業務やサポートをしている。
「ビジネスにはなりませんが、社会貢献だと考えています。長期的な目線でやらなくてはいけないことはたくさんあると思います。地方創生で、スポーツは雇用の次に大事だと思っています」
【メディア】テレ東Bizや、日経、産経、毎日、読売、朝日の各紙など多くの媒体を活用している。「1個のコンテンツで人は変わります。月3000円の課金を諦め、記事を読めずに人生のアクションが変わるとしたらもったいない」
【読み返す一冊】サイバーエージェントの藤田晋社長の著書『渋谷ではたらく社長の告白』(幻冬舎)。起業後の成功体験について、経営のロールモデルとした。
「参考にしている経営者はいろいろいますが、この本は起業の最初から大きくなるところまで、目指すべきストーリーそのものです」
【お酒の飲み方】さまざまな種類を飲むが、強いていえば焼酎のソーダ割が好きだという。「毎日飲みます。社員か取引先以外と飲みにいくことはないですね」
【健康法】卓球やジム通い、水泳など。「卓球は中学時代、水泳は小学時代にやっていました」
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