1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. スポーツ総合

SPORTS BAR 平田憲聖〝安住の地〟に背を向けて海外挑戦中 米メンバーに入っても遜色ないスタッツも まずは下部ツアー20位以内獲得へ

zakzak by夕刊フジ / 2025年1月15日 6時30分

前週の「ザ・セントリー」に続き、「ソニーオープン」で〝ハワイ大会連覇〟が期待された男子ゴルフの松山英樹(32)。最終日12日(日本時間13日)、〝イエロー&ネービーブルー〟の勝負服で臨むと、ショットの状態は「どんどん悪くなっている」状況ながら2イーグルを奪うなど66。通算11アンダーの16位タイ。日本勢最上位とさすがの底力である。

推薦出場の平田憲聖(24)は惜しかった。最終日トップ10も見えた終盤16、18番でボギー。通算10アンダーで21位タイに沈んだ。ゴルフネットワークのインタビューでは「最後はもったいなかったけど、攻めのゴルフはできた」。2日目に8バーディー、1ボギーの63のビッグスコアで優勝戦線にも顔を出した。「1試合だけど上位で戦えたことはすごくいい経験。自信も少しはついたけど課題もたくさん見えた」と学びを得た。

今後も平田の海外挑戦は続く。昨年12月には米ツアーの最終予選会に挑んで8位、ツアー切符には手が届かなかったが、下部ツアー(コーンフェリー)の出場権を得ると「海外は夢です。挑戦します」と宣言。日本ではルーキー年の2022年からシードを獲得し、一昨年は2勝、昨年は24戦して予選落ちなしの4勝という〝安住の地〟に背を向けての決意だった。

手応えもある。一昨年10月の「ZOZOチャンピオンシップ」で6位タイに入り、初の米ツアー「ワールドワイドテクノロジー選手権」(メキシコ)に参戦。予選落ちで「飛距離を伸ばすのが課題」を痛感して以降、パワーアップに取り組んだ。今大会ではドライバーの平均飛距離が313.50ヤードで全体23位タイ、松山英樹の302.10ヤードを上回った。しかもフェアウエーキープ率も71.43%と6位タイ。米メンバーの中に入っても遜色ないスタッツがあった。

次戦はコーンフェリー第2戦「バハマ グレートアバコクラシック」(19日開幕)。平田には5月の「ヴィジットノキシビルオープン」まで11試合の参戦資格があり、下部の年間ポイントランキング20位以内なら翌年米ツアーに昇格できる。このルートでは大西魁斗が夢を実現させ、今季米ツアー切符を得た。「今回の経験をコーンフェリーで生かさないと意味がない」という平田の言葉が伝わってきた。ハワイからバハマまで移動距離は約8000キロ。平田の新たな挑戦は始まったばかりである。 (産経新聞特別記者・清水満)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください