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「本当に悔しい」高市早苗氏〝激怒〟中国で日本人男児刺殺 石破氏や進次郎氏総裁候補から非難の声 上川外相また〝遺憾砲〟炸裂

zakzak by夕刊フジ / 2024年9月20日 11時51分

小泉進次郎氏(夕刊フジ)

中国の日本人学校に通う日本人男子児童(10)が刺殺された事件で、自民党総裁選(27日投開票)の候補からは、非難の声が相次いだ。沖縄県・尖閣諸島周辺での主権侵害や、日本のEEZ(排他的経済水域)への海洋ブイ無断設置、中国軍による領空侵犯や領海侵入など、中国の無法行為は加速している。新たな総理総裁には、覇権主義を強める中国に毅然(きぜん)とした態度で臨み、〝反日暴走〟を阻止する外交戦略が求められる。

「本当に悔しい。中国当局は原因や動機を何も明らかにしていない」「説明をしてもらわなければ日本人学校の安全も守れない」「中国に滞在している日本人の安全を守る具体策を示してほしい」

高市早苗経済安保相(63)は19日、陣営の会合などで、こう憤りをあらわにした。これまでも、中国に対し、「世界共通の課題はともに取り組む。言うべきことは言う」と述べ、〝ケジメをつける外交〟の重要性を強調してきた。

高市氏は、日本人の長期拘束が相次いでいる中国の「反スパイ法」にも重ねて懸念を表明し、「日本人にも適用される法律解釈の詳細な説明を求めることは日本政府の責務」と、国会内で記者団に語った。

石破茂元幹事長(67)は「中国政府が真相究明、再発防止に十分な対応をしていない。治安担当者か外交責任者が国を代表して見解を述べるのは当然」と批判した。

小泉進次郎元環境相(43)も「中国政府に邦人の安全確保と、厳正な処罰、動機の解明を求めたい」と述べた。

上川外相また〝遺憾砲〟

一方、岸田文雄政権ナンバー2で、日本政府の情報発信を担う林芳正官房長官(63)は19日の記者会見で、「事実関係の説明と安全確保に万全を期すよう引き続き強く求める」と述べた。

上川陽子外相(71)は「卑劣な行為で、誠に遺憾だ。深い悲しみを禁じ得ない」と、また〝遺憾砲〟を炸裂(さくれつ)させ、中国側に日本人の安全確保を求めていくと表明した。

悲惨な事件を受け、小林鷹之前経済安保相(49)や、加藤勝信元官房長官(68)、河野太郎デジタル相(61)、茂木敏充幹事長(68)ら各候補からも、警備強化などを求める声があがった。

自民党のベテラン議員は「日本周辺の緊張感は増している。新たな総理総裁は、有事での危機管理能力が問われる。普段は慎重な言い回しに終始し、〝遺憾砲〟にとどめるしかない閣僚でも、総裁候補としてならば『外交政策』の表明は可能なはずだ。各候補は、国家観はもとより、外交・安保の信条を国民に明確に示すときだ」と語った。

【自民党総裁選・立候補者】

候補者 衆院選挙区・当選回数

高市早苗経済安保相(63) 奈良2区⑨

小林鷹之前経済安保相(49) 千葉2区④

林芳正官房長官(63) 山口3区①参⑤

小泉進次郎元環境相(43) 神奈川11区⑤

上川陽子外相(71) 静岡1区⑦

加藤勝信元官房長官(68) 岡山5区⑦

河野太郎デジタル相(61) 神奈川15区⑨

石破茂元幹事長(67) 鳥取1区⑫

茂木敏充幹事長(68) 栃木5区⑩

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