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楽天の来季監督はマー君シフト模索か 三木谷オーナーの悲願の200勝 今江監督の続投は白紙 青山コーチ、小山コーチが適任との声も

zakzak by夕刊フジ / 2024年10月9日 14時6分

2年契約1年目ながら、にわかに去就が不透明感を増している楽天・今江敏晃監督(41)。球団側の動きの背景として、先月末にようやく今季初登板も日米通算200勝まであと「3」で足踏みが続く田中将大投手(35)との関係性が噂されている。三木谷浩史オーナー(59)の寵愛を受けるチームの至宝の偉業達成に向け、全面バックアップできる布陣が模索されているというのだ。 (山戸英州)

今江監督の采配には球団の内外から称賛と同情

交流戦優勝もCS進出逃す

石井一久前監督の退任に伴い、打撃コーチから昇格した今江監督の初年度は交流戦で優勝も、リーグ4位でクライマックスシリーズ(CS)進出を逃した。親会社の経営状況を反映してか満足な戦力補強もないなか、12球団の監督で最安とされる推定年俸4000万円の青年指揮官が、現有戦力をなんとかやり繰りして戦う姿は、球団の内外から称賛と同情を集めてきた。

監督経験のある球界OBは「制約が多い中で指揮する今江はかわいそうだ。監督は名采配より、球団の意向をしっかりくみ取れる人材であれば誰でもよく、現場が軽んじられているふうに見える」と指摘。特に悩ましかったのが、オーナー肝いりで2021年に復帰した〝レジェンド〟田中将の扱いだろう。

昨オフの右肘手術から再起を図った今季、田中将は開幕ローテ入りが想定されていたが、調子が上がらないとみるや2軍調整を命じた。実戦登板しただけでは昇格のゴーサインは出さず、内容を問い〝追試〟を課したのも、1軍の戦力として計算できるかという基準をぶらさないため。

しかし、看板選手の本拠地登板の興行効果を期待する営業サイドはしびれを切らし、なかなか1軍に呼ばれない田中将の〝心の声〟がオーナーの耳にも届いたといい、土曜の主催試合である9月28日のオリックス戦(楽天モバイル)で先発が決定。今季初めて出場登録されたが、「1軍に上げられる状態には程遠い。周囲の重圧に抗し切れなかったというのが実情」(球団関係者)。CS争いの正念場にあえなく5回4失点でKOされ、2軍逆戻りで今季終了という失望の結末を迎えたことで、既定路線とされていた今江監督の続投は「白紙」に戻った。

失望の結末…

影響力が絶大な田中将の処遇は今後も球団にとって重大なテーマ。「そこで来季は、田中将としっかりコミュニケーションが取れる監督を据えようというプランが浮上している。これまで何度も監督候補に挙がってきた渡辺直人ヘッドコーチ(43)よりも、田中将と現役時代をともに過ごし距離が近い青山浩二投手コーチ(41)、小山伸一郎2軍投手コーチ(46)の方が適任との声がある」(球団OB)

これまでも球界の常識を覆すような仰天人事を断行してきた楽天。その背後には常にカリスマオーナーの影があったが、間もなく明らかになる来季体制はどんな波紋を呼ぶのか。

楽天―日本ハム25回戦(日本ハム13勝10敗2分、18時、楽天モバイルパーク宮城、1万1543人)

日本ハム000000000-0楽 天00020000×-2

(勝) 滝中12試合4勝6敗

(S) 藤平46試合1敗1S

〔敗〕 伊藤26試合14勝5敗

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