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バズる関西トレンド うめだ阪急で行列必至 希少な黄金千貫を使用、開店から3時間で完売するプレミアムな絶品さつまいもスナック「おさつどきっ」

zakzak by夕刊フジ / 2024年7月12日 15時30分

行列ができる人気の「おさつどきっ」(夕刊フジ)

糖度が高くねっとりした食感のさつまいもの登場により、ここ数年、国内外で焼き芋ブームが続いている。鳴門金時に代表されるそれまでのほくほく系から、安納芋や紅はるかなどのしっとり、ねっとり系に主流が変わり、さつまいものスイーツも好評だ。

食物繊維が多く比較的低カロリーのさつまいもは、昔から健康食として知られてきた。初心者でも栽培しやすいことから家庭菜園でも定番の野菜だ。野菜不足の現代人にとっては、おやつ感覚で気軽に野菜を摂取できることも根強い人気を集める理由だろう。

こうしたさつまいも人気を背景に売り上げを大きく伸ばしているのが菓子メーカー、UHA味覚糖のスナック菓子「おさつどきっ」だ。調査会社の富士経済によると、野菜系スナック菓子の2022年度売り上げランキングでは2位。「それまでは中途半端な立ち位置であまり存在感はなかったが、コンビニやコストコでも販売されるようなり、この3年で売り上げが倍増。1位を狙えるまでに成長した」と、同社広報宣伝担当の関口祐介氏は話す。

「おさつどきっ」は1985年の発売で同社では3番目に古いロングセラー商品だ。厚めにスライスしたさつまいもをカラッと揚げ、ザクザクした食感は、薄めのポテトチップスとは異なり、食べ応えがある。おいしさの秘密はその独自製法にあるという。

さつまいもの品種は、いも焼酎にも使われる九州産の黄金千貫を使用。でんぷん質が多い芋で、加熱すると甘さが増す性質がある。「厚みのあるものを作ろうとすると揚げ時間が長くなる。すると糖度の高い芋だとこげてしまうので、でんぷん質豊富な品種を選んだ」と関口氏。ただ、厚みのあるさつまいもを普通に揚げると仕上がりが堅くなる。そこで、ポテトチップスと芋けんぴの間の食感を求め、ひと工夫加えて誕生したのが「おさつどきっ」だ。

現在、通常品は黄金千貫に似た品種を使用しているが、希少な黄金千貫を使い、厚さを通常の倍近くにしたプレミアムな「おさつどきっ」が、23年4月うめだ阪急とのコラボで誕生。発売当初から話題を呼び、いまでも連日、開店から3時間ほどで完売するヒット商品となっている。「芋の収穫時期が3~4カ月と限られているのでそのときに1年分を確保するが、想定の倍ほど売れている。食感の違いを感じてもらえたのがよかった」(同)という。

さつまいもの甘みを引き立てる味付けも人気の秘密。フレーバーはプレーン、塩バター、カスタードクリームなど6種類。発売1周年の期間限定で4月には、バターパウダーを4倍に増やした「粉まみれ塩バター」を発売し、即完売した。現在、食感を変化させた新商品を開発中。来春にはお目見えする予定だ。 (フリーライター・橋長初代) =隔週木曜日掲載

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