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小沢一郎氏から蓮舫氏に「どぶ板」のススメ 都知事選へ激励 小池氏の「公務優先」に「変な言い訳だね」 陣営に街宣の少なさを直撃

zakzak by夕刊フジ / 2024年6月28日 11時35分

小沢氏(右)のアドバイスは蓮舫氏に響いたのか(夕刊フジ)

東京都知事選(7月7日投開票)に立候補した前参院議員の蓮舫氏(56)を激励するため、立憲民主党の小沢一郎衆院議員(82)が27日、都内の選挙事務所を訪れた。現役国会議員で最多当選回数(18回)の小沢氏は「ひたすら一人でも多くの人に会って握手すること」と「どぶ板」戦術の徹底を指南した。ただ、選挙戦で蓮舫氏の街頭演説は、連日1~2件にとどまっている。陣営にその理由を尋ねた。

「オーイ! ご苦労さーん、大変だね。頑張って!」

にこやかな表情を浮かべた小沢氏が、都内の蓮舫事務所へ陣中見舞いに訪れた。

出迎えた蓮舫氏も「わざわざありがとうございます」「頑張ります」と恐縮しきり。小沢氏は自ら「サインはV」と報道陣へピースサインもサービスした。

小沢氏といえば、地元の岩手に「小沢王国」を築き上げた選挙の手腕でも知られ、今回3選を目指す現職の小池百合子知事(71)は新進党や自由党時代で共に活動していた。公務を優先するとして平日は街頭に立たない小池氏について「それは変な言い訳だね。任期満了の選挙なんだから公務どうのこうのの話じゃない。候補者なんだから。知事の仕事うんぬんちゅうのは理屈にならない」と苦言を呈した。

一方、報道陣から蓮舫氏へ指南できる戦術を問われると、「選挙にいい方法なんてないんだよ。ひたすら一生懸命、一人でも多くの人に会って、握手して、一言でも、『こんにちは』でも『おはよう』でも言って、それをこなすこと以外にないんだろうな」。大ベテランの金言に蓮舫氏も神妙な顔つきだった。

蓮舫氏も街頭でマイクを握るのは1日1、2カ所だ。陣営関係者に理由を聞くと「まあ暑いですしね。効果的にやるうえで回数を決めているだけ。土日は2~3カ所ぐらいに増えるが、街宣車じゃない形で音響(機器)を組んでやるとか、そう簡単に2カ所、3カ所できるような仕立てでもない。そもそも平日の昼に街頭やったところでというのもある。訴えるべき時間に訴えられる場所で、しっかり音響を組んで、広く皆さんにお伝えする」と説明した。

前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏(41)は連日10カ所前後を回り、情勢調査では無党派層の取り込みで支持を広げている。蓮舫陣営からは「石丸氏と比べられても」という声もあったが、小沢氏の言葉はどう響いたか。

蓮舫氏は面会終了後、「緊張しました!」と報道陣に言い残し、練馬区で予定されていた街頭演説へと向かった。

【都知事選の立候補者】 (届け出順)

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