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SPORTS BAR 全英制覇のザンダー・シャウフェレ、憧れはタイガー・ウッズ 複雑骨折から奇跡の復活、不屈な闘志でゴルフに懸ける姿

zakzak by夕刊フジ / 2024年7月24日 11時0分

「鳥肌が立ちました。人生最高の瞬間だった」とはザンダー・シャウフェレ(30)の言葉である。米男子ゴルフの今季メジャー最終戦「全英オープン」(英国ロイヤルトルーンGC)最終日(21日)、ボギーなしの6バーディー、65という完璧なゴルフで通算9アンダーの逆転優勝。ゴルフネットワークの生中継に魅せられた。

5月の「全米プロ」に続くメジャー2勝目(ツアー通算9勝目)。同じ年にメジャー2勝はウッズ、マキロイ、ケプカに次いで4人目。いま最も勢いがある。2週間後、8月1日がプレー初日の「パリ五輪」が控える。3年前の東京五輪、祖父母が日本に住むという縁もあり、「日本、大好き」と金メダリストに輝いた。実はパリにも縁がある。父はフランス系ドイツ人で親戚も多いと聞いた。なら五輪連覇も夢ではない?!

大きな目標も視野に入った。4大メジャー制覇のグランドスラムだ。残るメジャー、マスターズは過去トップ3入りが2度。全米オープンも8度出場でワーストが14位タイと相性がいい。目下、52大会連続予選通過の安定性も光る。こちらも近い将来には達成か…。

そんなシャウフェレの憧れはメジャー15勝、3度のグランドスラムを達成したタイガー・ウッズである。2019年1月の「ファーマーズインシュアランス」(米カリフォルニア州)で初めて一緒に回った。当時、公式会見で「ロッカールームで顔を合わせることはあったけど、一緒に写真を撮ってもらったりはないよ。タイガーと回れるなんて最高」と震えた。

今大会でも予選の2日間、タイガーと一緒に回り、熱い視線を送っていた。残念ながらタイガーは通算14オーバー。今季はマスターズで60位タイがあるが、残りのメジャー3戦はすべて予選落ち…。それでもタイガーは会見で「結果には表れていないけどフィジカル的には良くなっている。また競い合えるような流れに持っていきたい」と意欲的な言葉を口にした。

21年の交通事故で負った左足などの複雑骨折から奇跡の復活。とはいえ今年6月の全米オープンまでは足を引きずり、かがむ際に顔をしかめるシーンもあったが、今大会では中継を見る限り、そんなそぶりはなかった。不屈な闘志でゴルフに懸けるタイガーの姿。戴冠したシャウフェレも改めて刺激を受けたかも…。 (産経新聞特別記者・清水満)

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