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今日から始める10万円株 日経平均が過去最大の下げ幅、金利上昇メリット株も大幅ツレ安の背景 銀行株のリバウンドを狙う「りそなHD」「千葉銀行」

zakzak by夕刊フジ / 2024年8月8日 11時0分

日経平均株価が過去最大の下げ幅を記録した。5日の日本株市場では、米国の景気減速懸念や外国為替市場での急激な円高推移により、朝方から売りが殺到。日経平均株価は前週末比4451円安の3万1458円で取引を終了した。これまでの歴代ワーストワンは1987年10月20日、「ブラックマンデー」の翌日で、下げ幅は3836円安だった。

特徴的だったのは、本来は利上げで利ザヤの拡大が期待できる金融セクターまでもが急落したこと。ちなみに、5日の三井住友フィナンシャルグループの株価は、ストップ安売り気配(前日比1500円安)で取引を終えている。この背景には、信用取引を行っている投資家の追証回避の動きもありそうだ。ただ、この動きが一巡すれば、金融株のリバウンドが始まるはずだ。

プライム市場の「りそなホールディングス」(8308)は、傘下にりそな銀行、埼玉りそな銀行などを有する金融サービスグループ。総資産は約74兆円で、3大メガバンクに次ぐ規模だ。足元の業績も良好で、2025年3月期は増収増益での着地を見込んでいる。

株価は8月1日に年初来高値となる1160・5円をつけ、その後、2営業日で急落、5日は829・8円で取引を終えた。PBR(株価純資産倍率)は0・71倍と割安。全体相場の暴落に巻き込まれ、10万円以下で購入できるようになった。

目先のターゲットは、直近高値の1160・5円と直近安値(ザラ場)の817・8円のほぼ3分の1戻しとなる930円。そこを奪回すれば、1000円の大台が見えてくる。

プライム市場の「千葉銀行」(8331)は、地銀の大手。2日に発表した決算では、第1四半期の売上高が16%増と連続で過去最高を更新。加えて、同経常利益は11%増で、8期ぶりに過去最高を更新した。

5日の株価は、前日比300円安(ストップ安)の964円で取引を終了。この日の下落率は23・73%で、プライム市場の値下がり率6位にランクインしてしまった。

目先の目標株価は、直近の高値と安値の2分の1戻しとなる1200円近辺。下落率が大きいだけにここからの大幅なリバウンドに期待したい。

(三枝裕介)

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