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「こちらからの要望として」阪神・才木浩人がメジャー希望〝白状〟 年俸は倍増以上の1億2000万円でサイン「1番以外に価値はない」

zakzak by夕刊フジ / 2024年12月21日 13時30分

契約更改交渉でメジャー行きの希望を伝えた才木。まずは来季の日本一奪回だ=20日、西宮市内(夕刊フジ)

今季チームトップの13勝&防御率1・83をマークした阪神・才木浩人投手(26)が20日、兵庫県西宮市の球団事務所で契約更改交渉を行い、倍増以上となる7000万円アップの年俸1億2000万円でサインした。

プロ8年目をキャリアハイで終えた〝虎の新エース〟は「ここで満足してはいけない。ここからもう1つ、2つ上のレベルに行けるように。個人的には優勝もしてないし、タイトルも取れていない。来年は全部取る気でいきます。1番以外に価値はない」などとキッパリ。何とも頼もしい発言だが、一方ではひそかにもくろんでいた、近い将来での「メジャー移籍」の夢を初めて〝白状〟した。

「一応、そういう話をチラッと…まだ先のことなんでこちらからの要望として話をしただけです。自信が付いたから? それもありますけど、前から思ってました。将来的にやはり年齢もあるので。30代ではちょっとしんどい、と僕の中では思っているので28、29歳あたりで行ければベストかな、と」

才木は今シーズンだけでなく、侍ジャパンのプレミア12の世界大会でもエースとして活躍。ネット裏のメジャー各球団のスカウトから「非常に魅力のある投手」と高評価だったのも事実だ。

才木のメジャー願望に粟井球団社長は「基本はポスティングは認めない」とした上で「ケース・バイ・ケースなので、今後時間をかけて話していく。(今後の貢献などで)お互いが理解し合って成り立つもの」と語った。球団側もハイそうですか…とはならないが、2年連続で結果を出した才木にすれば、その意志を今から伝えておいて損はない。今オフ、ポスティング制度によるメジャー移籍を目指している青柳も数年かけて球団に直訴し実現にこぎつけているからだ。

とはいえ、大事なのは来シーズン。日本一奪回し、タイトルも総ナメなら話は…一気に進むかもしれない。=金額は推定 (岩﨑正範)

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