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凄腕アナリスト ザ・覆面 JPX400にも新規採用「ラウンドワン」の新成長領域に注目 米国で日本食提供する飲食事業「ラウンドワンデリシャス」

zakzak by夕刊フジ / 2024年8月21日 11時0分

8月に入っての日経平均は、取引時間中の高値(1日)から安値(5日)までの下げ幅の3分の2戻し3万6000円台を回復。復元高が続いている。

前週(13~16日)に日経平均は、週間ベースでは5週ぶりの上昇転換となり、TOPIX(東証株価指数)は長期の移動平均線である200日線を15日に回復して、相場全体の巻き返し運動が継続している。

ただ、岸田文雄首相の自民党総裁選への不出馬表明で政局の不透明感が意識される中、為替動向が警戒材料として横たわる。また企業決算シーズンの終了で、新規材料に欠ける展開から、物色の方向性も定まりにくい。

こうした中、7日に主要株式指数の1つである「JPX日経インデックス400」(JPX400)を算出する構成銘柄の定期入れ替えが発表された。今回は44銘柄が新規採用となり41銘柄が除外となった。日経平均225種採用銘柄ほどのインパクトはないものの、新規採用となると機関投資家のインデックス運用に絡んだ買い需要が期待される。

今回の新規採用組ではフジクラやJVCケンウッド、アシックス、サンリオなど好業績かつ直近相場で人気化している銘柄が多いことが特徴。

このJPX400新規採用組の中で、注目材料を抱える東証プライムの「ラウンドワン」(4680)が注目できる。株価水準は8月に入っての全般相場の急落に巻き込まれる形で、900円台から5日には642円まで下落し、直近は自律反発後の700円台に位置。PER(株価収益率)は12倍台、PBR(株価純資産倍率)は2・7倍と過度な割高感もなく、年間配当予想16円(うち9月中間配当8円)の配当利回りは2%と、値頃感が漂う水準に位置している。

ラウンドワンはボーリング、アミューズメント、カラオケ・飲食、フットサル、アーチェリーなど多様なスポーツが体験できるスポッチャ事業を手掛ける企業で、国内だけでなく米国での事業が拡大している。

今2025年3月期連結業績予想は売上高1713億1000万円(前期比7・6%増)、営業利益257億円(同6・2%増)で、営業・経常・当期の各利益は連続最高益更新の見込み。7日に発表した4―6月期業績は前年同期比12・3%増収、25・6%営業増益のスタートを切っている。

そして、新たな成長分野に掲げたのが米国での飲食事業。すし、日本料理、創作、天ぷら、焼き鳥、中華のいずれかの組み合わせで1つのユニットを形成する。各分野の国内有名店が協力加盟店舗となっており、クオリティーの高い日本食を提供する。

来年夏からスタートし、米国のニューヨークやロサンゼルスなど主要都市を中心に5年間で30ユニット(150店舗)の出店を目指す。「ラウンドワンデリシャス」と銘打った新規事業の展開が、今後、株価の期待材料として働いてくることになる。

■ザ・覆面(ざ・ふくめん) 金融業界では知る人ぞ知るベテラン。株式の分析と着眼点の鋭さに定評がある。名を出せばハレーションが大きいため、覆面で参戦。

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