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「ありがた迷惑」萩生田氏ブチ切れ…党本部から2000万円支給、石破執行部を痛烈批判 野党「裏公認」 識者「森山幹事長ら差配を誤った」

zakzak by夕刊フジ / 2024年10月25日 11時21分

ついに自民党執行部を批判した萩生田氏(夕刊フジ)

衆院選(27日投開票)の終盤で、自民党に深刻な亀裂が走っている。派閥裏金事件で非公認となった候補の党支部に党本部から2000万円が支給されていた問題で、東京24区から非公認で出馬した萩生田光一元党政調会長が24日、石破茂首相(党総裁)ら執行部の対応を「ありがた迷惑な話」と指弾した。野党側も「裏公認だ」と批判を強めており、選挙後も尾を引きそうだ。

「私は執行部批判を控え、目の前の選挙に専念をしてまいりました。しかし、率直に申し上げて選挙直前の非公認の基準、そして今回の政党交付金の交付に関する執行部の対応、首を傾げざるを得ません」

萩生田氏は24日、自身が出演する動画をX(旧ツイッター)に投稿した。

自身が支部長を務める支部の政党交付金専用口座に公示翌日の16日付で2000万円が振り込まれたが、報道されるまで把握しておらず、選挙費用として全く使っていないと強調した。

森山裕幹事長は、2000万円は候補者ではなく政党支部に支給したものだとして、「党勢拡大のための活動をしていただきたいという趣旨」と説明している。

だが、萩生田氏は「『党勢拡大』の何について一体使用できるのか、非常にわかりにくく誤解を招くものであると感じております」と党執行部に苦言を呈し、「突然このような資金を振り込まれても正直申し上げて、ありがた迷惑な話だと思います」と述べた。返金も含めた対応を党本部と協議するという。

政治ジャーナリストの角谷浩一氏は「『政治とカネ』が騒がれるなか、森山幹事長ら党執行部が差配を誤ったといえる。萩生田氏の発信は、これまで〝党内野党〟として身内の足を引っ張ってきた石破首相らへの思いを示した一方、有権者にもアピールしたという印象だ」と語った。

立憲民主党の野田佳彦代表は24日、2000万円の支給は事実上の「裏公認だ」と述べ、「首相は反省の下に非公認としたと説明していたが、うのみにしたらいけなかった」と非難した。国民民主党の玉木雄一郎代表は「自民は反省していない。政治を変えよう」と呼びかけた。

ある野党幹部は「石破執行部は言っていることがバラバラで、発足早々、ガバナンスが崩壊している。石破首相の信頼が争点だ」とあきれる。

石破自民党への逆風は最終盤でさらに強まるのか。

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