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志らべのユー、次なに見る 主演の杉咲花さん…いいんですよね~ 今やベテランの域になった役者たちが映画の細部を引き締める「朽ちないサクラ」

zakzak by夕刊フジ / 2024年11月10日 10時0分

©2024 映画「朽ちないサクラ」製作委員会(夕刊フジ)

先月、U―NEXTで配信が始まったのが今年6月に公開されたばかりの映画「朽ちないサクラ」です。

愛知県平井市在住の女子大生がストーカー被害の末に殺害されます。その後、警察が被害届の受理を先延ばしにして慰安旅行に行っていたことがスクープされ、県警広報広聴課の森口泉は親友の新聞記者・津村千佳が記事にしたと疑うのですが、彼女は変死体で発見され…。

以前にも書いたのですが、杉咲花さん、いいんですよね~。大河ドラマ「いだてん」で見てから私の記憶にインプットされました。最近まで浜辺美波と小芝風花の区別がつかなかったアラフィフにとって記憶に残っているって凄いことですよ(って威張ることじゃあない)!

そして、自分がいかに見識が狭いかということを身に沁みました。原作の柚月裕子さんという方、白石和彌監督で映画化された「狐狼の血」の作者だったんですね。しかも! 「狐狼の血」の完結編「暴虎の牙」は夕刊フジで連載されていたではないですか!! 今まで1冊も読んでいなくてすみません。岩手県の釜石出身の人がこういった物語を書くんだと(偏見ってわけではないですぞ。偏見か?)、ちょっと驚きです。近ごろの岩手県出身の人、凄すぎですな。

杉咲花が主演ではあるのですが、上司である安田顕と、その同期の豊原功補のコンビがこの物語の隠れた核になっていくので、この2人には注目してほしいですね。というか、この2人の関係性とかをもうちょっと深く見たかったな、とすら思えてきました。それから尾美としのり、藤田朋子といった今やベテランの域になっている役者が短い登場シーンながらも映画の細部を引き締めております。

ストーカー殺人、警察の不祥事、親友の死。しかし、事件は始まったばかり。そして、もう終わりかと思わせたところでの…。 (立川志らべ)

※配信は予告なく終了している場合もあります

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