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広がる「中国人スパイ」疑惑 フィリピンのアリス・グォ前市長はインドネシアで拘束 米は州知事元側近のリンダ・サン被告を起訴

zakzak by夕刊フジ / 2024年9月5日 11時27分

拘束されたグォ前市長(Philippine Senate Social Media Unit提供、AP)(夕刊フジ)

フィリピン政府は4日、「中国人スパイ」疑惑をかけられ、海外に逃亡していた前市長の女がインドネシアで現地警察に拘束されたと発表した。フィリピンへの身柄引き渡しを準備中だという。

ジャカルタ近郊で拘束されたのは、フィリピンの首都マニラ北部にあるバンバン市のアリス・グォ前市長。同市で中国人向け違法オンラインカジノの運営に関与したことが発覚し、8月12日付で市長を解任されたが、7月にフィリピンを不法出国していた。

マルコス大統領は4日、インドネシア政府に対して謝意を表し、自国で刑事事件の被告として裁けば「フィリピン国民の勝利」が得られると歓迎した。グォ前市長は指紋の照合の結果、1990年に中国福建省で生まれ、2003年にフィリピンに入国した中国人女性と一致していた。

一方、米ニューヨークのブルックリン連邦地検は3日、秘密裏に中国政府に便宜を図る「外国の代理人」として活動した罪などで、ニューヨーク州のホークル知事の副首席補佐官だったリンダ・サン被告(41)とその夫を大陪審が起訴したと発表した。見返りに中国での夫の事業で援助を受け「数百万ドル(数億円)の富を得た」という。

サン被告は中国生まれの米国人で、知事の側近として、台湾政府と州政府高官の接触を妨害するなど、中国政府へ多くの便宜を図っていたとされる。州政府は同被告を昨年3月に解雇した。

同被告らは無罪を主張。中国外務省の毛寧副報道局長は4日の記者会見で、関連状況を把握していないとしながら「中国に対する悪意ある誹謗中傷に反対する」と述べた。

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