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岸田首相が〝暗躍〟「石破新総裁」誕生の舞台裏 「決選投票は高市氏以外の候補で…」と〝指令〟 外交・安保、拉致、経済政策など懸念山積

zakzak by夕刊フジ / 2024年9月28日 14時47分

拉致被害者、横田めぐみさん(59)=拉致当時(13)=の弟で、家族会の拓也代表は「北朝鮮は被害者の現状をすべて把握している。相互に連絡事務所をつくって合同調査を行うのはナンセンス。解決を遅らせる欺瞞(ぎまん)の工作に手を貸すことになる」と指摘する。

めぐみさんの母、早紀江さんも27日、過去に石破氏と会話を交わした経験は「ほとんどない」と不安を明かした。そのうえで、「命がかかった問題であることを認識し、リーダーとして強い気持ちで行動してほしい」と訴えた。

■田中秀臣教授 岸田政権以上に「増税・負担増」路線も

石破氏は経済政策にも懸念がある。総裁選で「金融所得課税の強化」を打ち出すなど、財務省主導の「緊縮財政」「増税路線」を感じさせた。このため、新総裁選出直後に日経平均先物が暴落し、急激な円高が進むなど「石破ショック」の様相を呈した。

上武大学の田中秀臣教授(日本経済論、経済思想史)は「日本経済の先行きに『赤信号』がともったに等しい。日本経済が本調子に戻らないなか、利上げを支持し、『財政規律』も打ち出した。財務省的発想だ。石破氏周辺には財務省ににらみを利かせる人物もいなくなると予想される。将来的には岸田政権以上に『増税・負担増』路線になるのではないか」と語る。

保守系の自民党ベテラン議員は「岸田首相はケジメをつけない外交姿勢、拙速なLGBT法制定、増税・負担増路線などで、自民党を支えてきた『岩盤保守層』をはじめ、国民の離反を招いた。安倍路線から大きくかじを切った。石破氏は、その『岸田路線の継承』を約束し、岸田首相の後押しで総裁選に勝った。石破氏が自称する『保守政治家』は、本来の『保守』と意味が違っているようだ」と突き放す。

石破自民党の行く末をどう見るのか。

ジャーナリストの鈴木哲夫氏は「総裁選は当初、麻生氏と菅氏の『キングメーカー争い』が注目されたが、両氏とも思うような〝成果〟を得られなかった。一方、派閥解消を主導したはずの岸田首相が派閥的な駆け引きを繰り広げ、最後は石破氏の勝利にも貢献し、キングメーカー的存在感を示した。石破氏はこれまで、『自民党にお灸をすえる』と言い続けてきた。自身が総裁となって本気度が試される。野党側は、派閥裏金事件や経済対策、『岸田路線の継承』の本質を厳しく問うだろう。国民が、石破氏の『改革』に納得しなければ、失望は極めて大きくなる。文字通り『試練の政権運営』となるだろう」と語った。

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