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ぴいぷる 岡田結実「安定志向から飛び出したい」…内心ひそかに「自分の殻を破りたい」願望 出演映画『他人は地獄だ』公開

zakzak by夕刊フジ / 2024年11月15日 11時0分

岡田結実 (相川直輝撮影)(夕刊フジ)

テレビドラマや映画で演技の研鑽(けんさん)を積み、女優としてのステップを駆け上がっている。バラエティー番組で見せてきたチャーミングな笑顔は変わらないが、内心ひそかに「自分の殻を破りたい」との願望を抱いている。

「安定志向なので、『ここまでできれば合格だろう』という枠をつくってしまっている気がするんです。安定を求めるのではなく、そこから飛び出したいと考えるようになってきました」

芝居にある「パズルの快感」

1歳で子役モデルとしてデビューし、すでに20年以上のキャリアを持つ彼女。今は演技の世界に夢中だ。魅了されたきっかけは、2020年の主演ドラマ「女子高生の無駄づかい」(テレビ朝日系)だという。

「撮影中、台本上のセリフはあるものの、みんなでアドリブ合戦になったことがあったんです。台本を読んで1人で作り込むだけでは生まれなかった面白さがありました。積み重ねてきた準備と現場の空気感が合わさって、めっちゃいいものが生まれた瞬間を体験できたんです」

撮影現場では演技の方向性がガラリと変わり、事前の役作りがリセットされてしまうことも。「でも、それでいいんです」とほほ笑む。

「現場で得られたものこそがすべてだと臨むようにしています。役作りはしてもカチカチに固めず、柔らかい状態にしておいて、他の共演者との芝居で増幅できるようにと心がけています。うまく言語化できないんですけど、芝居にはパズルのピースが合わさる瞬間みたいなのがあると思っていて。共演者たちと合致したとき、めっちゃ気持ちいい! 毎回100点満点以上のものが出せたらいいのですが、難しい。だからこそ追い求めているんだと思います」

瞬発力とコミュ力生かして

長くエンターテインメント界に身を置くことで身に付いた瞬発力とコミュニケーション力がいきているようだ。

「スタッフさんとの距離感を近くして、積極的に『教えてください!』とコミュニケーションを取るようにしています。人と人との関係性がお芝居にも反映すると思いますし、人の部分を豊かにする。いい思い出をつくりたいですしね」

出演映画最新作は、15日公開の「他人は地獄だ」(児玉和土監督・脚本)だ。韓国発のウェブコミックが原作のサスペンスホラー。地元での生活に閉塞(へいそく)感を覚えていた主人公のユウ(八村倫太郎)は、上京して格安シェアハウス「方舟」に流れ着く。そこで出会ったのは、えたいの知れない奇妙な入居者たち。不安を覚えながら共同生活を始めていくのだが…。

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