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小池氏が〝船上遊説〟都知事選「会えない都知事」と揶揄も…陣営強調「隅々まで会いに行く」 つばさの党も登場「うそつき」連呼

zakzak by夕刊フジ / 2024年7月1日 11時45分

船上から運河沿いのマンション住民に手を振る小池氏=東京都江東区(夕刊フジ)

東京都知事選(7日投開票)で3選を目指す現職の小池百合子知事(71)は、選挙戦最後の日曜日となった6月30日、江東区辰巳の東雲(しののめ)運河で「船上遊説」を行い、沿岸のマンション群の住民らに実績を訴えた。「公務優先」を掲げ、ここまで23区内での街頭演説は1回だけだった小池氏だが、陣営では「東京の隅々まで会いに行く知事」とアピールしている。 (報道部・丸山汎)

「都民の命を守る。暮らしを守る。経済を発展させる。災害に備えていく」「マンション防災にも私、力を入れております。2期8年の実績にさらに磨きをかけていく」

ポンポン船のへさきに立った小池氏が、マイクでそう訴えると、マンション群のベランダには次々に人が姿を見せた。この地域の選挙風景では珍しくはないという「船上遊説」だが、小池氏にとっては初の試みだった。

前日29日には、50周年を迎える都電荒川線で行われた「都電プロレス」に登場。走行中の電車内で十数人の観客を前にチョップも披露したが、この日はいきなり船で現れて意表を突いた。

小池氏は告示後も平日の街頭演説は行わず、23区内での街頭演説は、29日に足立区の北千住駅前で行ったのが初めてだった。

ネット上では小池氏が公の場を避けているとして、「会えない都知事」とも揶揄(やゆ)されたが、陣営は「告示後は八丈島や奥多摩、青梅を回り、きょうはこちらのマンション群。『東京の隅々まで自分から会いに行く都知事』ですよ」と強調する。

船上遊説の後は、大田区のJR蒲田駅西口で選挙カーの上からマイクを握った。雨のなか、多くの警察関係者も立つ厳戒態勢が敷かれた現場では、1000人を超える人々が足を止めたが、一部からヤジも飛んでいた。

さらに4月の衆院東京15区補選での選挙妨害で逮捕され、都知事選に出馬している政治団体「つばさの党」代表の黒川敦彦容疑者(45)の街宣車も現れた。同陣営が「小池百合子はうそつき!」と連呼しながら付近を周回する場面もあった。

小池氏は史上最多の56人が立候補していることについて「掲示板もすごいにぎやかなことになっている。投票所では名前がずらーっと出ていますが、皆さん、鉛筆を持ったら、もうその場で『小池百合子』でお願いをしたい。『鉛筆持ったら小池百合子!』『鉛筆持ったら小池百合子!』」と呼びかけていた。

【都知事選の立候補者】 (届け出順)

野間口 翔36 無新

沢 繁実47 無新

大和 行男46 無新

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