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「朝倉戦の効果は絶大でした」…平本蓮ドーピング疑惑〝指南役〟赤沢幸典が実名告発 薬物提供に協力と明かす 会話録音し記者に提供か

zakzak by夕刊フジ / 2024年8月30日 11時39分

平本の疑惑に格闘界は大揺れだ(夕刊フジ)

格闘技団体「RIZIN」がドーピング問題に揺れている。

疑惑の試合は、7月28日に埼玉で行われた興行のメーンイベント。平本蓮(26)が朝倉未来(32)を1ラウンドTKOで下した。以前から対立していた両者の衝撃的な決着で朝倉が引退を決めたほどだったが、8月下旬に平本がドーピングについて電話で語ったとされる音声データがネット上に流出し、大騒ぎになった。

RIZINの榊原信行CEOは21日に会見を開き薬物検査の結果待ちとしたが、28日になって格闘家の赤沢幸典(32)が自身のXで音声データで平本と話している相手が自分だと公表。自身も薬物をサプリメント感覚で使用していた過去を認めたうえ、平本から「尿検査で陽性が出ないドーピングの方法を教えてほしい」と相談を受け、薬物提供に協力したことを明かした。

告発を決意したのは、朝倉の引退発表やファンの反応などを見て良心の呵責にさいなまれたためで、平本との会話の録音を金銭のやり取りは一切なく知人や記者に提供したという。「その結果平本が相談したまわりの怖い人たちからは相当な圧力をかけられました」とも明かしている。

また、「朝倉戦でのドーピングの効果は絶大でした」と指摘。目の筋肉に作用して眼球運動に影響を与え、「反射神経も自然とよくなります」。男性ホルモンの値が高くなることで「自信満々で試合に臨め、恐怖が減り、それによって踏み込みが強くなりパンチ力がとんでもなく増強される」と衝撃KOの背景を解説した。

当の平本は沈黙したままだが、赤沢に教わったドーピング法を使えば、尿検査だけなら禁止薬物を利尿剤で隠蔽できる。RIZINとしても、尿検査の結果で陰性が出たからと騒動の幕引きを図るのは難しくなった。

RIZINでは昨年も、出場選手の故意の薬物違反にわずか半年の停止処分が物議を醸したばかりで、格闘技団体としての信頼は地に落ちている。海外のビッグマッチでは抜き打ちで血液検査も併せて行われるが、今回は検査でなく告発で疑惑が判明した特異なケースで、ファンの動揺はかなり大きい。団体関係者からは「誰かが法廷で争う可能性もある」との話も聞かれる。 (元格闘家、ジャーナリスト・片岡亮)

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