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ダッグアウトの裏側  下馬評覆すロイヤルズ ア・リーグ中地区最下位から一転、今季2位 快進撃の原動力はボビー・ウィット・ジュニアの成長

zakzak by夕刊フジ / 2024年6月14日 11時0分

米大リーグはレギュラーシーズンの約4割を消化。開幕前の予想を覆す「サプライズチーム」を挙げるならロイヤルズだろう。56勝106敗でア・リーグ中地区最下位だった昨季から一転、今季は39勝28敗で同2位なのだ。

チームの勢いを感じさせたのが、6月7日(日本時間8日)のマリナーズ戦だった。ア・リーグ西地区の首位相手に最大8点差をつけられながら、9回の一挙3点で逆転サヨナラ勝ちを飾った。

「多くのファンが戻ってきてくれている。本当に特別なこと。この街が大好きなんだ」と試合後のインタビューで声を弾ませたのが、ボビー・ウィット・ジュニア遊撃手(23)。同点適時打となる三塁打を放ち、サヨナラのホームも踏んだ。

このウィット・ジュニアの成長が快進撃の原動力になっている。レンジャーズなどで通算142勝の右腕投手を父に持つ身長185センチの右打者は、2019年ドラフト1巡目(全体2位)で指名され22年メジャーデビュー。昨季は158試合に出場して打率・276、30本塁打、96打点、49盗塁で「30本塁打・30盗塁」を達成していた。

今季は不動の「2番・遊撃」として開幕から絶好調。5月21日(同22日)のタイガース戦では2本塁打などで自己最多の6打点をたたき出し、初の週間MVPも受賞した。打率・319や安打数、得点はリーグトップでシーズンMVP候補にも挙がっている。

今年2月には球団史上最高額の11年総額2億8880万ドル(約454億円)で契約延長したばかり。その期待に応え、若きリーダーとしてチームを牽引している。生まれ故郷のテキサス州で開催される、7月の球宴にも初選出が確実視されている。

米プロフットボールNFLでは、同じカンザスシティーが本拠地で球場も隣接しているチーフスがスーパーボウルを連覇した。昨季地区最下位だったロイヤルズが狙うのも、15年以来のポストシーズン進出と3度目の世界王者。その中心には躍動する背番号「7」がいる。 (元全米野球記者協会理事・田代学)

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