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棚橋弘至、大目標は〝東京ドーム満員〟社長&レスラー、引退へ二刀流ラストイヤー「ファン一人ひとりの熱量…本当にうれしかった」

zakzak by夕刊フジ / 2025年1月6日 13時33分

棚橋は袂を分かった同期の柴田(手前)と10年ぶりに対戦。チョップ合戦を繰り広げた=5日、東京ドーム(夕刊フジ)

新日本プロレス恒例の東京ドーム大会が3年ぶりに4、5日の2日間にわたって開催され、来年1月4日の興行での引退を表明している社長レスラー、棚橋弘至(48)が二刀流ラストイヤーをスタートさせた。

4日はEVIL(37)との因縁の対決で、フォールにこられたところを丸め込み逆転勝利。5日には同期で現在は米AEW所属の柴田勝頼(45)と、10年ぶりの対戦が実現した。5分一本勝負のエキシビションマッチを引き分けで終え、「もうないだろうと思っていた試合ができ、レスラーをずっと続けてこられて本当によかった」と涙ぐんだ。

「まだ(引退ロードが)始まったばかりだけど、最初からこんなに…。だめだ、元気よくいきます」と前を向いたが、社長としては頭の痛い問題にも直面。観衆は4日が2万4102人と前年比で3320人減り、5日も1万6300人止まりと、入場制限のあったコロナ禍の時期を除くと東京ドーム大会では最少となった。

陣頭指揮を取るのは今年が実質初めて。「ドームへの道のり、会社、社員の動き、ファンの気持ち。どういったことがきっかけになってドーム大会が成功するのか、一年間考えてきた結果。まだまだコロナ前の動員には足りないかもしれないけど、ファン一人ひとりの熱量、会場の声援の大きさ、盛り上がり、本当に心の底からうれしかった」と感謝した。

コロナ前の2020年は2日間で7万人を動員。来年の引退興行で東京ドームを満員にする大目標に向け、ラストスパートの一年となる。 (塚沢健太郎)

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