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48歳サラリーマン ゴルフ再開物語 名言集その(5)ストロークのスピードで距離を打ち分ける 「タッチは『触る』ですから、触り方を変えればいいんです」

zakzak by夕刊フジ / 2024年8月27日 15時30分

パットでもフォワードプレスから右手首の角度を維持してテークバックする坂本コーチ(夕刊フジ)

僕は10年ぶりにゴルフを再開したサラリーマン。元レーサーの坂本コーチのレッスンに戸惑うばかりだった。

手元(グリップ)を目標方向へ押し込むフォワードプレス。その後に右手首が「くの字型」になるようにコックしてバックストロークするのがパットの基本。しかも振り幅は、時計文字盤7時から5時の一種類だけで距離を打ち分けるのだという。

「1メートルも10メートルも7時5時の振り幅なのですか? ショートパットはまだしも、ロングパットもですか?」と僕は思わず坂本コーチに尋ねた。左右対称にヘッドを振り、その振り幅の大きさで距離を打ち分けるのが、僕のパットの常識だった。

「距離感のことを『タッチ』とも言いますよね。タッチは『触る』ですから、触り方を変えればいいんです。さあ、ストロークのスピードで距離を打ち分けてみてください」

坂本コーチはカップから1、5、10、15メートル地点にボールをセットした。

1メートルのパットはカップインできたが、5メートル、10メートルはカップをオーバー、15メートルはショート。距離感がまったく合わなかった。

「ボールをどれくらいの強さで触ったらカップに寄せられるのか。このタッチという感覚ばかりは言葉で教えられませんから、練習して感覚を磨きましょう」

頭では理解できたが、うまくいかない。しかし、芯で打てている。タッチは合わないけれど、ミスヒットだけはなくなったのだった。

「ストローク自体は、とても良くなってきましたね。それではパット練習を終えて、お待ちかねのショットのレッスンを始めましょう。スイング作りの基本はピッチングウエッジで行いますからね」

坂本コーチは謎めいた笑みをまた浮かべていたのだった。

レッスン担当プロ=坂本博之 1970年東京都出身。二輪国際A級プロレーサーとして活躍後、ゴルフに転向して2017年にPGAティーチングプロA級取得。独自器具での練習方法で、第12回PGAティーチングアワード最優秀賞。レーサー経験を生かしたユニークなレッスンが注目を集めている。スウィングデザイン#19所属

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