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巨人の悩ましい助っ人起用法 打撃はいいが守備に不安のモンテス 取りこぼしが許されない終盤戦、打球が飛ばないことを祈るV争い

zakzak by夕刊フジ / 2024年8月28日 12時50分

凡フライの捕球も危なっかしいモンテス=27日、神宮球場(夕刊フジ)

首位とゲーム差なし

巨人は27日のヤクルト戦(神宮)に快勝。3連勝で首位広島にゲーム差なしに迫った。取りこぼしの許されない終盤戦に向けて悩ましいのが、今季途中に加入して打線に欠かせない存在となったココ・モンテス内野手(27)の起用法だ。

「3番・左翼」で先発のモンテスは初回、1死一塁で中越えの先制適時二塁打。「効果的な得点につながってよかった」とうなずいた。7月下旬の球宴明けにデビュー後は打率・333、9打点と後半戦の巨人打線を牽引。一方で、経験不足の外野守備では、この日も定位置前方の飛球を捕れずに2度のピンチを招き、「いまの課題です。まだ打球判断の甘さがある」と猛省した。

本職は内野手で、ここまで三塁と遊撃で4試合ずつ先発。ただ、遊撃だと守備範囲が狭く、三塁はチームリーダーの坂本勇人内野手(35)の起用が優先される。どうにかモンテスを打線に組み込みたい首脳陣は頭をひねり、大リーグ時代にも経験がない左翼での起用を打ち出したのだった。

今月14日の阪神戦(東京ドーム)から10試合連続で左翼で先発。本人は「チームに貢献できるなら何でもやる」と意欲的に練習を重ねるが、ベンチは「モンテスの守備には目をつぶるしかない。そこは承知の上だから」(チーム関係者)と過大な期待はせず。この日も5回の守備から交代させるなど、致命的なミスが起きる前に早めの手当てでしのぐ構えだ。

4番岡本が左翼に回って坂本かモンテスが一塁に入る布陣の方が守備は安定しそうだが、岡本は打撃優先で一塁固定の方向。坂本の左翼転向というウルトラCも「100%ない」(同)というから、左翼に打球が飛ばないことを祈りつつモンテスの打棒に期待するV争いとなりそうだ。 (片岡将)

■ヤクルト―巨人18回戦(巨人11勝7敗、18時、神宮、2万9303人)

巨 人300110000-5ヤクルト000020000-2

(勝) 山崎伊20試合9勝5敗

(S) 大勢32試合1勝1敗22S

〔敗〕 吉村18試合5勝8敗

(本) 岡本和21号①(原)

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