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「納会不参加が全ての答え」…FA大山悠輔〝巨人移籍〟に阪神球団内・OBから悲観論が続出 本人は「自問自答しながら毎日」と熟考中  

zakzak by夕刊フジ / 2024年11月28日 11時3分

ファン感謝イベントで挨拶に向かう藤川新監督(手前)へ視線を送る大山(左)=23日、甲子園球場(夕刊フジ)

国内フリーエージェント(FA)権を行使した阪神の4番、大山悠輔内野手(29)の去就に関して球団内やOBから「悲観論」が続出している。

前代未聞のFA戦線での伝統の一戦で、宿敵巨人は大山獲得のため阪神の5年総額20億円を上回る大型条件を用意。阿部監督が「ウチに来て世紀の大FAの先駆者になってほしい!」とド直球の熱烈ラブコールを送るなど鼻息を荒くしている。

渦中の大山は「自分自身、自問自答しながら毎日いる」と熟考中。ある球団幹部は「まだ希望は持っている」としながらも、「(25日の)球団納会に参加しなかったことがある意味、全ての答えかもしれない。去年の契約更改で複数年契約を固辞して単年にこだわったのも、今思えば移籍したいという気持ちが頭にあったのかも。出ていく可能性のほうが高いのではないか」と厳しい見通しを語る。

また、藤川新監督は「FAは選手が選択する権利。(移籍することで)〝裏切り〟みたいな印象にさせてはいけないと思う。そういう見方は変えていきたい」と早い時期から理解を示してきたが、球団関係者の一人は「あの発言は大山の去就をある意味、暗示していたのかもしれない。ということは残留は難しい…」と指摘する。

OBの間でもあきらめムードが漂い、「もともとは関東出身だし、今後の年齢を考えれば狭い球場でプレーできる方が絶対いい。本塁打、打点も増えるし、引退後の条件とかプラス材料があり過ぎると思うから…」なんて割り切った声も。

球団創立90周年の記念イヤーとなる来季、宿敵に4番が流出すれば、それこそ歴史的な一大事。果たして逆転残留の目はあるのか…。 (岩﨑正範)

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