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ダッグアウトの裏側 大谷翔平「40―40」でもMVPはV争い次第 チーム成績重視、過去に受賞は2人のみ「50―50」でドジャース地区3連覇なら期待も

zakzak by夕刊フジ / 2024年8月22日 15時30分

米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手(30)が「40本塁打&40盗塁」を達成間近だ。米大リーグ史上6人目の快挙だが、シーズンMVPを受賞したのは2人しかいない。

1人目は最初に記録した1988年のホセ・カンセコ外野手(アスレチックス)。42本塁打と124打点で二冠王となり40盗塁。地区優勝の原動力となり、満票でMVPに選出された。

だが、その後の3人は自身の活躍がチームの成績に結びつかず、MVP投票では上位にさえ入れなかった。

96年のバリー・ボンズ外野手(ジャイアンツ)は42本塁打、40盗塁をマークしたものの、チームが地区4位でMVP投票では5位。98年のアレックス・ロドリゲス内野手(マリナーズ)も42本塁打、46盗塁ながら、チームは地区3位でMVP投票では9位に終わった。2006年のアルフォンソ・ソリアーノ外野手(ナショナルズ)も46本塁打、41盗塁を記録しながら、チームは地区最下位でMVP投票は6位だった。

「40―40クラブ」で2人目のMVPに輝いたのが、昨季のロナルド・アクーニャ・ジュニア外野手(ブレーブス)だ。73盗塁で自身2度目の盗塁王となり、41本塁打。不動の1番打者として得点や安打数、出塁率もリーグ1位を占め、地区6連覇に導き満票でMVPを受賞した。今季は5月に左膝前十字靱帯断裂で離脱。手術を受けたので復帰には時間がかかりそうだ。

「40―40」は複数回記録した選手がいない偉業ではあるが、MVP選考ではやはりチームの成績が重視される傾向にある。8月の大谷は本塁打こそ出ているが、月間打率は1割台。地区3連覇へ首位を独走していたチームも、パドレスやダイヤモンドバックスに猛追されている。

守備での貢献がないDHで、これまでMVPを獲得した選手はいない。大谷が「40―40」を達成しても地区優勝を逃すと、2年連続3度目のMVPに暗雲が漂う。その一方、過去に誰も成し遂げていない「50―50」で地区3連覇へ導けば、再び満票で受賞の期待が膨らむ。 (元全米野球記者協会理事・田代学)

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