決勝2ラン、侍J・森下翔太〝強心臓〟の秘密 亀井コーチ「阪神の4番よ…肝の太さが違う」 チェコとの強化試合で9―0圧勝
zakzak by夕刊フジ / 2024年11月11日 11時25分
野球の国際大会「プレミア12」で連覇を目指す日本代表は10日、チェコ代表との強化試合第2戦(バンテリン)で9―0の圧勝。初めて4番に抜擢された森下翔太外野手(24)=阪神=が、決勝の先制2ランを含む5打数2安打2打点と即、結果で応えた。若虎はなぜこんなにも短期決戦に強いのか。
前日9日の第1戦は6番で先発し、4打数2安打1打点と好調をアピール。この日も1回2死一塁から、昨春のWBCで大谷(ドジャース)から空振り三振を奪ったサトリアの111キロのチェンジアップに泳がされながら左翼席に先制2ランを叩き込んだ。「うまく(ボールが)バットに乗ってくれた。入るとは思わなかったけど、最高の結果になってよかった」
とにかく短期決戦に強い。入団1年目で出場した昨年の日本シリーズでは、打率・267ながらチーム最多7打点の活躍で優秀選手賞を獲得し、日本一に貢献。その勢いで同オフ、アジアプロ野球チャンピオンシップで代表デビューを飾ると、ここでも打率・455と打ちまくりベストナインに選ばれた。今年のクライマックスシリーズもチームはファーストステージで敗退したが、同・625、1本塁打、2打点と気を吐いた。
大舞台になるほど力を発揮する中大の後輩を、ライバル巨人側から見てきた亀井コーチは「そりゃ、阪神の4番よ。東海大相模で1年から4番を打ってきた選手だし、中大でも4番。肝の太さが違う」と解説。アマ時代から背負い続けた重圧が強心臓の秘密とみる。
お立ち台では「日本一になれるように…。あっ、違う!」とまさかのとちりを見せたが、この天然度合いとのギャップも魅力。井端監督は「強化試合で昨日の4番は牧(DeNA)だったが、2試合のどちらかで森下を4番に入れたかった」と打順を繰り上げた意図を語り、「これから相談して決めていきたい」と4番継続に含みを持たせた。 (片岡将)
◇
チェコ―日本第2戦(日本2勝、19時8分、バンテリンドームナゴヤ、2万3223人)
日本 200000160-9
チェコ 000000000-0
(勝) 早川
〔敗〕 サトリア
(本) 森下1号②(サトリア)
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