大人のＴＶプレビュー 今もっともキテるトリオ芸人「えびしゃ」のコント力に注目 ３人でしかできないネタを堪能、トリオコント師スペシャルの後半戦

ぴったり　にちようチャップリン★トリオコント師大集合！爆笑＆センスネタ８連発（テレビ東京、６日深夜０時～）

芸歴１年目から超ベテラン、そして世界的パフォーマーまで…、３人でしかできないネタを堪能するトリオコント師スペシャルの後半戦。今回はトンツカタン、ビックスモールン、えびしゃ、伝書鳩がネタを披露する。

トリオ芸人として、番組は出場回数トップクラスというトンツカタン。さらにラスベガスで大ウケし、世界で大バズり中のビックスモールン。先輩ハナコいち押しのえびしゃは想定外のハプニングが勃発。そして、学生芸人発のニューカマーである伝書鳩は次世代すぎる不思議コントでＭＣ陣を困惑させる。

トリオは、コントにしても漫才にしても、ツッコミ、ボケ、大ボケという役割に分かれるという。だからこそ、コンビ芸よりもより広がりのある世界観が生まれるというわけだ。

パンサー、ジャングルポケットといった人気者が今は活躍しているが、さかのぼるとコント赤信号、ヒップアップ、ひいては脱線トリオやてんぷくトリオにまでたどり着くのがトリオコントの世界。言ってみれば、日本の演芸としてのコントの原型はトリオなのかもしれない。

特に漫才よりも、コントのほうがシチュエーションも多くなることもある。ビックスモールンなんて、もともとはコンビだったところに１人が加わったことで、より複雑なパフォーマンスができるようになったといえるだろう。

さて、注目はえびしゃだ。先日開催された「ツギクル芸人グランプリ２０２４」で５代目王者に輝いたばかり。やはり出てくるべくして、出てきた若手なんだろう。

所属事務所にはハナコというトリオコントの先輩がいる。彼らはキングオブコントで王者に輝いているが、えびしゃにもそのチャンスがめぐってくるのだろうか。これからの活躍ぶりを見ていきたい。　（Ｆ）