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菅野智之、メジャーから〝本当の評価〟は 35歳で初の大リーグ挑戦、巨人優勝の立役者に高値か「1年22億円でも驚かない」

zakzak by夕刊フジ / 2024年10月7日 15時30分

セ・リーグ全日程終了で最多勝と最高勝率のタイトルが確定し、全体練習後に取材に応じる菅野=6日、東京ドーム(夕刊フジ)

今オフに米大リーグ挑戦の意向を明らかにした巨人・菅野智之投手(34)。昨季の4勝8敗から今季は15勝3敗と劇的なV字回復を遂げたとはいえ、今月11日に35歳になるベテラン右腕をメジャー側はどこまで評価し、どんな獲得オファーを出すのか。 (片岡将)

最多勝&最高勝率

すでにレギュラーシーズンの全日程を終えた巨人は6日、クライマックスシリーズに向けて東京ドームで全体練習。菅野はリラックスした表情でキャッチボール、ダッシュなどで汗を流した。

この日の中日―DeNA戦でセ・リーグの全日程も終了。15勝で貯金「12」を稼ぎ出し、2020年以来4年ぶりのリーグ優勝の立役者となった菅野は、ともに4年ぶりとなる最多勝と最高勝率の個人タイトルも手にした。「勝ちたいゲームで勝てた。胸を張っていい数字かと思います。最多勝、勝ちって自分だけの力だけじゃ取れない。野手が打ってくれて、守備にもたくさん助けてもらった」とナインに感謝し、「貯金とか負けなかったことが大きい。勝ちよりも負けが印象に残るって、なかなかないシーズンだと思いますね」と充実の表情を浮かべた。

米メディアの先行報道で今オフのメジャー挑戦の意向が明るみに出たため、前日5日に報道対応。自身の口で海外フリーエージェント権の行使を明言した。4年越しの再チャレンジとなる。コロナ下で120試合制ながら14勝2敗、防御率1・97と抜群の成績を残した20年オフにも、菅野はポスティングシステムを申請して米移籍を模索。しかし、コロナ禍の影響もあって思ったようなオファーが届かず、残留を決断した経緯がある。

翌21年から昨季まで3年連続で防御率3点台とピークアウトがささやかれたなか、今季は同2点台どころか1・67と4年前をしのぐ数字をたたき出した右腕を、メジャー側はどう見ているのか。

大学時代から視察してきた米球団スカウトは「一般的に35歳を過ぎると長期契約は望めない。36歳で6年契約を結んだダルビッシュ(パドレス)の例はあるが、特例と言っていい。菅野へのオファーも1年契約プラス1年延長オプションか、せいぜい2年契約というところだろう」と短期契約を予測。一方で、「金額は大きくなるのでは。1年1500万ドル(約22億3000万円)でも驚かない」とし、高値の理由を「シーズン終盤に大きく評価を上げた。9月の体力的にきつい時期に中4、5日のローテーションにも耐えて、投球の質は全く落ちていない。先発3番手クラスの即戦力として期待できる」と説明する。

ポストシーズンの戦いを前に、海の向こうから思わぬ形で水を差された菅野はチームメートにわびつつ、自身初の日本一に向けて「本当の勝負はここから。やってきたことをそのまま出せればいい結果が出る」と腕を撫す。その有終のマウンドの一球も見逃すまいと、米スカウトに負けない熱視線がファンからも注がれそうだ。

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