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SPORTS BAR ゴルフ男子、涙の「金」スコッティ・シェフラー 歓喜の「銅」松山英樹 大物選手たちにも五輪の価値は〝プライスレス〟に

zakzak by夕刊フジ / 2024年8月7日 6時30分

表彰台の中央で米国国歌を聞き感極まるシェフラー=4日、パリ郊外(AP)(夕刊フジ)

パリ五輪ゴルフ男子で金メダルに輝いたスコッティ・シェフラー(28)=米国=は国歌が流れたとき、表彰台でこみ上げる涙をこらえることができなかった。「国を代表していることに誇りを感じている。国旗が掲揚され、国歌を斉唱するのは特別で、とても感動的だった」と外電などが伝えた。

今季はマスターズを含め6勝を挙げ、世界ランキング1位。獲得賞金も約2814万ドル(約40億5000万円)の男が、国を背負うプライスレスな名誉舞台で体を震わせた。松山英樹(32)も同じ。「4大メジャーと五輪は全然違う。内容はどうでもいい。結果が出れば…」と銅メダル。米ツアー優勝でも見せたことがないような笑顔と歓喜があった。

ゴルフは8年前、2016年のリオデジャネイロ五輪で112年ぶりに復活した。世界ランキング1位のジェイソン・デイ(オーストラリア)ら当時のトップ10以内の6選手が辞退。ジカ熱流行という災いもあったが、「ゴルフには世界一を決めるメジャー大会がある」という意識が強かったのも否めない。

そんな中、五輪で金メダルに輝いたジャスティン・ローズ(英国)は、「格別な思い。最高の気分」と胸に刻まれた母国のロゴを握り締めた。銅メダルのマット・クーチャー(米国)は「辞退した選手は必ず後悔する」と。そんな〝プライスレス意識〟が広がり、熟成する。2021年の東京大会を経て、パリではメダルを逃した選手を含め自国の名誉のために戦う姿があった。美しい。

そういえば、4年後のロサンゼルス五輪で復活する野球への思いを話したのが、米大リーグ・ドジャースの大谷翔平だ。オールスター前、「出たい気持ちはある。国際大会は特別だし、特に五輪は普段野球を見ない人たちも見る機会が当然増えてくる。野球界にとっても大事なことと思う」と。外電などによると、ヤンキースのジャッジも「自国代表になったら夢がかなう」と続き、2度のMVPに輝くフィリーズのハーパーも「MLBのメインゴールは野球をグローバル化させること。彼(大谷)のような選手が言ってくれるのは大きい」と追随した。

ロス五輪の開催は7―8月の予定。機構利益を最優先する大リーグはシーズン真っ盛りで過去、トップ選手を五輪に派遣した例はない。大谷の夢には高い壁が立ちはだかるが、有力選手らの〝熱望〟はもしかして歴史を動かす?! (産経新聞特別記者・清水満)

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