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花田紀凱 天下の暴論プラス 安倍元総理の三回忌法要に出席「気がつくと…まだ電源を切ってなかった主人のパソコンが、たまについています」昭恵さんの挨拶に泣く

zakzak by夕刊フジ / 2024年7月4日 11時0分

三回忌法要の引き物としていただいた品(夕刊フジ)

安倍晋三元総理の三回忌。

そうか、もう2年という歳月が経(た)ってしまったのか。

「日本は世界は、最も必要な時に、最も必要な人を喪ってしまった」

ぼくは2年前にそう書いた。

日本政治の現在の混乱、ウクライナ戦争やパレスチナの終わることない紛争を見るにつけ、この思いを深くするばかりだ。

6月30日、日曜日の午後、芝・増上寺で、安倍家による「三回忌法要」が執り行われ、ぼくも出席した。

法要の後、隣の東京プリンスホテルで直会。

岸田文雄総理、菅義偉前総理夫妻、そして車椅子の森喜朗元総理。櫻井よしこさん、加藤康子さん、金美齢さんなどの顔も。

同じテーブルには岩田明子さん、小川榮太郎さん……。ぼくの左隣は安倍総理の盟友、荒井広幸さん(元衆院、参院議員、内閣官房参与)だった。

菅前総理は月刊『Hanada』8月号のインタビューでも話されていた『フィナンシャル・タイムズ』の記事を紹介。

「日本人は安倍総理に感謝すべき」と。

森元総理は、現在の政界の微妙な状況にも触れながら、最後に、

「お墓というものは人々の心をひとつにします。昭恵さん、寂しいかもしれないけれど、たまには油谷のお墓の前で、歌でも歌ったらいい。そうすれば元気が出ますよ」

いかにも森元総理らしい、温かい励ましの言葉だった。

そして、最後、昭恵さんの挨拶に泣いた。

「早いもので、あっという間の2年でした。初めの頃は現実を受け止めることができませんでしたが、最近、ぼちぼち、取材を受けたりして、主人のことを思うことが多くなりました。

生前には知らなかった主人のことをいろいろ知り、ほんとうに多くの人に愛された素晴らしい人だったんだ、こんな人と私は結婚してたんだと感謝の気持ちでいっぱいです」

最近になってやっと遺品の整理をする気持ちになったとも。

「ボチボチと家の片づけをし、古いアルバムなど見ながら、こんなこともあった、あんなこともあったと、いろいろと思い出しているところです。

気がつくと、まだ電源を切ってなかった主人のパソコンが、たまについています。

これはどういうことなのか、もしかしたら、主人は生きてるんじゃないかな、なんて思いながら、主人の遺品を整理しているところです」

月刊『Hanada』今月号のインタビューでも、最近、よく泣いていると仰っていた昭恵さん、涙ぐんでいた。

「今、世界は大変な状況にあります。日本がしっかりしなくては世界は平和にならない。私はそう信じています。

以前、森総理が『日本は神の国』と言われて、大変な問題となったことがありましたけれど――」

会場に笑いが。

森元総理の目の前で、こんなことを言えるのが昭恵さんだ。

「私も森総理と同じく日本はまさしく『神の国』と思っておりますので、そのことを広く伝えていきたいと――。

皆さま、機会があれば山口のお墓にもぜひ、お参りいただければ嬉しく存じます」

「次は七回忌か。ぼくはもう出られないかも」と、つぶやくと、隣の荒井広幸さんが、

「いやいや、ぜひ出てください」

当たり前だけれど、安倍元総理を好きな人ばかりの会場。終始、なごやかで、良い会であった。

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