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首都圏でも〝震度6級〟が想定、津波も 南海トラフと直接関係ないが…ぞっとした9日の神奈川で震度5弱、直下地震も懸念

zakzak by夕刊フジ / 2024年8月11日 10時0分

横浜スタジアムでは地震の影響で試合が一時中断した=9日(夕刊フジ)

ぞっとする揺れだった。神奈川県西部で9日、最大震度5弱を観測する地震が発生した。「臨時情報(巨大地震注意)」が発表中の南海トラフ巨大地震と直接の関係はないというが、識者は神奈川県の一部で「震度6弱」の揺れが想定されていると指摘する。

地震の規模はマグニチュード(M)5・3。3人が負傷、東海道新幹線や一部私鉄が一時、運転を見合わせた。気象庁によると、南海トラフ地震の想定震源域の外で発生しており、南海トラフ地震臨時情報を発表した日向灘を震源とする地震と直接の関係はないとみられる。

京都大学防災研究所の西村卓也教授は「一般論として、1つの地震が起きると揺れが遠いところまで伝わり、地震が誘発される可能性はあるが、今回は日向灘と神奈川県西部は離れており、影響は考えにくい」と解説する。

注意情報でも関東から九州の広範囲で強い地震や津波の可能性があるとしている。

西村氏は「南海トラフの震源域は静岡県よりも西側だが、神奈川県でも地域によって最大震度6弱、同県と千葉県では津波も想定されている。引き続き注意が必要だ」と語った。

気象庁のデータベースによると、島嶼部を除く首都圏の1都3県を震源とする震度6弱以上の地震は、1923年9月1日の大正関東地震(関東大震災)と翌年の1月15日の地震(当時の階級でいずれも震度6)のみだ。

関東では、最大震度6強~7を想定する首都直下地震も懸念される。油断は禁物だ。

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