今日から始める10万円株 株主還元策の「自社株買い」発表した好業績銘柄 昨年度は総額10兆円突破、今年度はさらに増える見込み
zakzak by夕刊フジ / 2024年10月17日 11時0分
10月中旬以降は、中間期に当たる第2四半期決算発表のシーズン。今年もすでに決算発表と同時に「自社株買い」を打ち出す企業が続出している。
自社株買いは、買い上げた株式を消却することで発行済み株数が減少、1株当たりの価値が高まることから株主還元策の手段として歓迎される。昨年度の自社株買い総額は10兆円を突破し、過去最大となったが、今年度はさらに増える見込みだ。
今週の10万円株は直近で自社株買いを発表した企業の中から、今期業績が上向きで、かつ直近の株価水準が日経平均大暴落の8月5日の水準を回復している銘柄をスクリーニングした。
スタンダード市場の「ファーストロジック」(6037)は、不動産投資のマッチングサイト「楽待」を運営する会社。また、ユーチューブチャンネル「楽待RAKUMACHI」では、登録者数が80万人を突破している。
9月13日には、5億円(株数の上限は50万株)を上限に自社株買いを発表。2025年7月期は、売上高で前年比22・6%増、営業利益で同32%増を見込んでいる。株価(11日)は758円と、7万円台で投資可能だ。
スタンダード市場の「ミサワ」(3169)は、オリジナルの家具や国内のセレクト雑貨を直営店舗やオンラインショップを通じて展開。足元の業績も好調で、25年1月期は、売上高で前年比10・1%増、営業利益で同209・8%増を計画している。9月13日には、4000万円(株数の上限は6万株)を上限に自社株買いを発表。発行済み株数に対する割合は0・85%と低いが、その姿勢は評価に値する。
株価(11日)は654円と6万円台で買える。目先のターゲットは、年初来高値の730円だ。
グロース市場の「ブレインズテクノロジー」(4075)は、AI(人工知能)実装のソフトウエア開発事業が収益の柱。
9月13日には、1億1000万円(株数の上限は12万株)を上限に自社株買いを発表した。25年7月期は、売上高で前年比23・9%増、営業利益で同43・1%増を見込んでいる。
株価(11日)は750円と、7万円台で投資可能だ。切り上がる25日移動平均線に沿っての上昇に期待したい。(三枝裕介)
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