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久住昌之 するりベント酒 オイシイ手作り楽屋弁当に感謝感激! 「孤独のグルメ」の音楽を全て制作、スクリーントーンズでコンサート

zakzak by夕刊フジ / 2024年11月17日 10時0分

(夕刊フジ)

先日、埼玉県三郷市の鷹野文化センターで「孤独のグルメ」の音楽を全て制作しているスクリーントーンズでコンサートを開いた。

ライヴ、というより、コンサート、と言いたいのは大きなホールだったからだ。みんなゆったりした客席に座って鑑賞。でも大きな盛り上がりだった。

ここで演奏するのは今年で3回目で、会を追うごとにホールのスタッフさん、音響・照明・舞台の人たちと繋がりが深まり、今では前日から三郷市に泊まってリハーサルや演出を練り込んでいる。

照明が次々変わり、ミラーボールが回り、スモークが流れ、ボクらも会場を練り歩いたりして演奏。まさに観客と一体になって楽しんだ。

その後、家に帰って録画していた「孤独のグルメ」を見たお客さんは、ドラマで流れる音楽を「テレビを見ている自分のために演奏してくれてるように錯覚した」といううれしい感想を送ってくれた。

ホールのスタッフの人たちの気配りは、楽屋に用意されている弁当にも出ていた。

写真は前日のリハの時に、楽屋に用意されていた弁当。

なんと手作りのカレーピラフだ。

食べたらカレー味がなんっとも家庭的で香ばしい。味が写真に出てませんか?

めちゃくちゃうまい。鶏肉が入っていて、玉ねぎやニンジン、そしてコーンが入ってるのが楽しい。

自宅でピラフやチャーハンを作っても、コーンを入れることはまず無い。だけどこういう時にコーンが入っていると、なんかとってもうれしいのはなぜだろう。

手作りって、やっぱり脂っこくないし、味が濃くないし、冷めてもうまい。バクバク食べられる。

付け合わせの壺漬けみたいなタクワンがこれまたポリポリとうまい。量もたっぷり入っているのだが、塩っぱ過ぎずおいしいので、オカズとしてありがたい。バンドのみんながポリポリとタクワンを噛んでいる音が、楽屋に響き、なんとも心和む時間。

リハーサル途中なので、まさかビールなんぞ飲まないが、熱いウーロン茶がポットに入っていて、ありがたい。ペットボトルよりやっぱりおいしい。

そして食後のお菓子なんかも数種類用意されてて、普段お菓子なんか口にしないボクも、つい口にしてしまい、甘いもんもいいな、と思った。

いやー、こういうのって、演奏というかパフォーマンスに絶対出ますね。舞台に出た時、思わずいつもより張り切っちゃいますよそれは。

翌日本番の楽屋には、二つのジャーにワカメごはんと、炊き込みごはんが入っていて、熱いけんちん汁と、2種類の漬物!

これはもうおいしいうれしい感激ガンバル!でしょう。

しかも残ったら持ち帰るためのパックまで準備されていた。

地方に行って、楽屋に仕出しの弁当が並んでいるのもうれしいけれど、手作りって、演奏以外の部分でスタッフとの一体感が生まれて、バンドのやる気がアップする。

「来年も来てください!」

と言われ「来ます来ます!」と思わず餌をもらった犬みたいに力一杯繰り返して頷いちゃったよ。

(マンガ家、ミュージシャン・久住昌之)

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