市川猿之助の復帰はいまだ白紙 天海祐希「大変お待たせしてしまい…」公開延期の映画『緊急取調室』代役に石丸幹二を迎え再始動

天海祐希（夕刊フジ）

歌舞伎俳優、市川猿之助（４８）の自殺幇助（ほうじょ）事件により公開が延期されていた劇場版「緊急取調室　ＴＨＥ　ＦＩＮＡＬ」。１６日には、猿之助の代わりに俳優の石丸幹二（５８）を新キャストに迎えることが発表され、ようやく再始動となった。

女優の天海祐希（５６）が主演を務める同作は、本来であれば昨年６月１６日に公開される予定だった。しかし公開を約１カ月後に控えた５月１８日、ラスボスとなる首相役を演じていた猿之助が、両親の死亡する一家心中事件を起こしたため、映画の公開も延期されたのだった。

猿之助に代わるキャストに石丸を迎えることで、改めて撮影が行われることになる。座長の天海も「楽しみにしていてくださった皆様、大変お待たせしてしまいました。やっとこうして再始動を発表できる日を迎えることができました」とコメントしている。

当の猿之助は自殺幇助の疑いで逮捕・起訴され、昨年１１月に懲役３年、執行猶予５年の有罪判決を受けて以降、沈黙したままだ。市川猿翁さんと事件で死去した父である段四郎さんの２人をしのぶ会が今年１月に行われたが、その場にも姿を見せていない。

「猿之助のいとこで猿翁さんの息子である市川中車（香川照之）は、２月に上演されたスーパー歌舞伎で自身の実子である市川團子が猿之助から指導を受けたことを明かしましたが、目立った動きはそれぐらい。松竹も猿之助の現状については白紙としています」と演劇関係者は話す。

果たして猿之助の再始動のときは来るのだろうか。