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「私が保守派の受け皿になる」元航空幕僚長・田母神俊雄氏に独占インタビュー 都知事選に立候補表明 「都民税減税で若者に効果を」

zakzak by夕刊フジ / 2024年6月15日 13時43分

都内の事務所でインタビューに答える田母神氏(夕刊フジ)

東京都知事選(20日告示、7月7日投開票)へ2度目の出馬を表明した元航空幕僚長の田母神俊雄氏(75)が、夕刊フジの単独インタビューに応じ、再挑戦への思いを語った。3選を目指す小池百合子知事(71)や蓮舫参院議員(56)らが立候補を表明しているが、「保守派の候補予定者がいない。私が多数派の受け皿になる」と強調した。 (報道部・丸山汎)

元空自トップの田母神氏は、2014年以来、10年ぶりに都知事選に立候補する理由について「国会議員になっても1年生議員では活動の機会は限定される。都知事になれば最初から全力疾走ができる」と説明する。

争点は「都民の暮らし」だといい、「豊かで治安が良くて都民が大事にされる東京」を描く。

力を込めたのは「都民税の減税」だ。「資産の多い東京は絶対減税できる。特にいま弱いのは実質所得が少なすぎる若い人たち。若い人たちに減税効果が行くようなことを考えないと」と訴える。

首都直下地震などに備えて「災害に強い東京をつくる」ことも掲げる。

田母神氏は「普通に私みたいな考えを持っている人は多数派だと思うんですよ。でもその多数派が投票する保守派の候補がいない。私が受け皿になれるかもしれない」と話す。出馬表明の反響は大きいといい、保守系の有権者からは「よく立ってくれた。投票する人がいなかった」との声が寄せられている。

小池都政については「都内新築物件への太陽光パネルの設置義務化」を猛批判する。パネルの大半は中国産だとして、「都民の暮らしはより苦しくなる。中国の人たちに貢献するために犠牲になるのは理解できない」と指摘する。

小池氏の「学歴疑惑」に関しては「20歳の頃のことを大問題にしたってしようがない」と重要視しないが、「小池さんは『伝統保守』じゃないし、蓮舫さんに至っては正反対を向いている。彼女が目指す国ってどういう風なのか」と疑問を呈する。

田母神氏は14年の都知事選では、事務所の運動員らに現金を配ったとして公選法違反(買収)で逮捕され、18年に最高裁で有罪が確定、5年間の公民権停止を受けた。「全く身に覚えのない冤罪(えんざい)だと思っている」と主張するが、「私の事務所でそういうことが起きて、私が感知していなかった社会的な責任はあるとは思う。昨年の暮れ、執行猶予が明けて、一応みそぎは終わった」と話す。

22年に死去した石原慎太郎元都知事から「田母神さん、あきらめないで頑張ってくれ」と励まされていたと明かす。石原氏は「国は自立しなければダメだ」という言葉も常々口にしていたという。

田母神氏は「戦後の日本は米国に支配されている。次々に『日本弱体化政策』を仕掛けられ、日本はことごとく受け入れてきた。国家の自立を主張する政治家がいない」とし、公約の中核に「東京が国家の自立を追求する中心になる」ことを据えたいという。

日本の保守層に「団結してもらいたい」と願う田母神氏は、「250万票を取るつもりで頑張りますから。選挙はやってみなきゃ分からない。いままで選挙に行かなかった人たちが行ってくれれば、票数は伸びる」と話した。

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