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注目は「岩盤保守層」の奪還 自民総裁選・最新情報 小林鷹之氏が推薦人にメド、新たな派閥再編か ポスト岸田候補、靖国参拝も

zakzak by夕刊フジ / 2024年8月16日 11時35分

小泉進次郎氏(夕刊フジ)

「ポスト岸田」レースが激しさを増してきた。9月の自民党総裁選を見据え、石破茂元幹事長と、小林鷹之前経済安保相が出馬に必要な推薦人20人の確保にめどをつけたと伝えられるほか、注目候補も続々と出馬の意欲を示した。中堅・若手の動きは、新たな派閥再編につながるのか。選挙戦では、岸田文雄政権で離れた「岩盤保守層」の奪還が注目される。終戦の日の15日、東京・九段北の靖国神社に参拝する候補者もいた。

「尊い犠牲になられたご英霊に対し、哀悼の誠を謹んでささげた。遺族の一人として参加させていただいた」

小林氏は靖国参拝後、記者団にこう語った。祖父が中国で戦病死したという。

高市早苗経済安保相も参拝後、「国策に殉じられた方々の御霊に対して、尊崇の念を持って感謝の誠をささげた」と語った。

小泉進次郎元環境相は「世界情勢が混迷を深める中、年々日本を取り巻く安全保障環境も厳しさを増し、今朝は例年以上に平和を守る誓いを強く込めお参りしました」とインスタグラムに投稿した。

安倍晋三、菅義偉両政権を支えた「岩盤保守層」の自民党離れが指摘されるなか、「ポスト岸田」候補3人の靖国参拝は自身の姿勢を示すことになりそうだ。

この中で、小林氏は「推薦人20人の見通しは立った」(周辺)とされ、自ら党所属議員への電話かけを開始したという。衆院当選4回で二階派だが、党刷新を求める安倍派の中堅・若手から期待を集めているという。岸田首相の派閥解消を受けて、新たな集団が形成されつつあるのか。

5度目の総裁選を目指す石破氏も15日、BSフジの番組で、「『よし、やろう』と言ってくれる人はめどがつきつつある」と推薦人確保の見通しが立ったことを明らかにした。

斎藤健経産相は15日の会見で、「昨日から今朝にかけて『総裁選に出るべきだ』といった連絡が数多く寄せられた。そういう声を真剣に聞かないといけないのかなと思い始めている」と述べた。

このほか、総裁選には茂木敏充幹事長や河野太郎デジタル相、上川陽子外相ら10人前後の名前が浮上しており、乱戦模様となっている。

政治評論家の有馬晴海氏は「靖国参拝は、自民党支持の保守派の国政選挙での支持取り込みに効果があるかもしれない。小林氏が、安倍派の中堅・若手から期待があるように、総裁選を契機に総裁候補を中心に数十人の緩いグループができる形になる可能性はある。現時点で、候補者が正式に出馬表明するまでは勝ち馬は読めない。派閥解消で推薦もフリーハンドになりそうだが、色がつくため各議員も慎重に判断するだろう」と語っている。

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