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ぴいぷる WAHAHA本舗の〝歌姫〟梅垣義明 汗だくで豆に息吹く「ろくでなし」の裏話 素顔はとてもシャイも喰始氏が「僕の最高傑作」

zakzak by夕刊フジ / 2024年9月18日 6時30分

ワハハ本舗40周年公演を控える梅垣義明=東京都渋谷区(撮影・蔵賢斗)(夕刊フジ)

暗かった僕笑ってくれた

妖艶なドレス姿で劇団「WAHAHA本舗」の〝歌姫〟として活躍する梅ちゃんは、素顔はとてもシャイな男だ。

「人前に出るのがほんと苦手で、どんな舞台でも自分のスイッチをガシャンと入れないと気持ちが上がってこないんです。とにかく目立ちたくない、人前に出たくないというのが根底にありますね」

それがどうして人前に出るようになったのか。

「僕は中学、高校と勉強やスポーツができるわけではなく、カッコいいわけじゃないし、自分のアイデンティティーみたいなのもなく、本当に暗かった。でも高3のときに学校行事で先生の物まねをしたら、次の日、知らない女の子が『面白かったよ』と話しかけてきて、自分の好きな女の子も振り向いてくれたり笑ってくれたりしたんです。それが原点ですね」

WAHAHA本舗は今年40周年を迎え、全体公演「シン・シンワハハ40」の全国ツアーが、東京・シアターサンモールをはじめに9月28日から開催される。

「40年間でコロナ禍もあって、なくなった劇団やバンドがたくさんある。そこを越えてきたのは本当にありがたいし、お客さんあってのワハハです。エンターテインメントの力って、お客さんの力だと思うんです」

全体公演では、コロナ禍に封印した越路吹雪の「ろくでなし」を歌いながら鼻に詰めた豆を吹き飛ばすネタを、お客さん参加型でやるようにと演出家にムチャ振りされている。

「演出家の方針で、個人のネタは自分のライブではやっていいけれど、ワハハの全体公演ではやめようということになっていたんですが…」

演出家とはワハハ本舗主宰で「巨泉×前武ゲバゲバ90分!」(日本テレビ系)などを手掛けた放送作家、喰始(たべ・はじめ、76)だ。全体公演では劇団員のアイデアを演出しながら形作るが、容赦なくボツにし、アイデアの逆提案もする。

「喰さんの影響はやっぱ受けてます。自分でネタを作っていて、喰始ならどうするかなって、どこかあります。余計なことをせず、シンプルにこのネタだけでやれって。でも自分は笑いが欲しいから、あれもこれもって…。シンプルにやったほうが、その人の力量が試されるんですよ。そこまで考えて、やる人間の力量を伸ばすというか、考えさせてシンプルにやらせる。僕らに必要なのは喰始からアイデアを引き出す力です。でも、豆だけじゃないんだけど(笑)」

花火を見てると泣ける

そんな梅ちゃんの求めるエンターテインメントとは?

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