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拘束の「シー・シェパード」創設者、テキサス親父「自分を法執行人と勘違い」と批判 過去に逃亡も「保釈はないだろう」

zakzak by夕刊フジ / 2024年7月23日 15時15分

テキサス親父こと、トニー・マラーノ氏(夕刊フジ)

日本の調査捕鯨を妨害したとして国際刑事警察機構(ICPO)の国際手配を受けている反捕鯨団体「シー・シェパード」の創設者、ポール・ワトソン容疑者(73)が21日、デンマーク自治領グリーンランドの警察に拘束された。ワトソン容疑者は今後、日本に身柄が引き渡される可能性があるが、過去にも海外で拘束されながら逃亡に成功している。これまでもシー・シェパードの過激行動の問題点を訴えてきた「テキサス親父」こと米評論家のトニー・マラーノ氏が、ワトソン容疑者拘束の背景などを語った。

「彼(ワトソン容疑者)は自分を『法の執行人』だと勘違いしている。自分でルールをつくっているだけじゃないか」

「テキサス親父」日本事務局の藤木俊一氏によると、マラーノ氏は、日本時間の23日早朝にアップした動画で、ワトソン容疑者をこう批判した。

環境保護団体「グリーンピース」に所属していたワトソン容疑者は、脱退後の1977年にシー・シェパードを設立した。2005年からは日本の調査捕鯨船への妨害活動を実施し、シー・シェパードのメンバーが捕鯨船に乗り込んだり、抗議船が調査捕鯨団の監視船に衝突したりするなど、過激行動を繰り返した。

東京海上保安部は10年、シー・シェパードのメンバーが調査捕鯨船団に酪酸入りの瓶を投げ、船員にけがをさせた事件の共犯として、傷害と威力業務妨害の疑いでワトソン容疑者の逮捕状を取得した。

ワトソン容疑者が設立した別の反捕鯨団体によると、ワトソン容疑者は今回、日本の捕鯨母船「関鯨丸」の操業を妨害するためグリーンランドの中心都市ヌークへ船の給油などで立ち寄ったところ、拘束された。

マラーノ氏は「ICPOのサイトから(ワトソン容疑者の)手配書が消えていて、一般の人が見られないようになっていた。ワトソン容疑者は『逮捕されない』と思って出ていったのだろう」と拘束の背景を推測する。

「保釈はないだろう」

ワトソン容疑者は12年5月、ドイツで身柄拘束されたが、保釈中に当局の監視の目をかいくぐって逃亡した。ワトソン容疑者が設立した団体は今回、「政治的な目的」で行われたとしてデンマーク政府に釈放を要請している。

ワトソン容疑者は今後、どうなりそうか。

マラーノ氏は「部下がキャンペーンを行って、保釈金のために資金を集めているようだが、12年のときも保釈金を払って逃亡しているため、今回は保釈はないだろう」と語った。

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