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侍J「4番森下、6番牧」で韓国に国際大会9連勝 井端監督「4、5番の後に『もう一丁』といける」 「プレミア12」開幕2連勝

zakzak by夕刊フジ / 2024年11月16日 13時0分

牧秀悟(松永渉平撮影)(夕刊フジ)

プレミア12開幕連勝

【台北(台湾)15日=片岡将】野球の国際大会「ラグザス presents WBSCプレミア12」で連覇を目指す日本代表は韓国戦に6―3で逆転勝ちして開幕2連勝を飾った。国際大会21連勝で、宿敵・韓国にも9連勝。16日に同じく2連勝の台湾と対戦する。

4―3と1点リードで迎えた7回に、貴重な2ランを放ったのが4番に入っている森下翔太外野手(24)=阪神。1死一塁から、代わったばかりの相手6番手右腕の投じた147キロの直球を振り抜いた。左中間席へ深々と打ち込む126メートル弾で突き放した。

「つなぐことを考えて打席に入りました。最高の結果になってよかった」と森下。0―1の2回先頭でも一時逆転につながる痛烈な中前打を放って3打数2安打1本塁打2打点1四球。出塁した全ての機会で生還し、打線の中心の役割を果たしている。

井端弘和監督(49)は「こう、『グッ』と…」と森下の本塁打でひそかにガッツポーズを繰り出していたことを明かし、「彼の一振りが空気を変えてくれる。頼りにしている。いろいろ言われるかもしれないけど、僕の中では4番と思っていた」と話す。

森下は試合前から打球の伸びに自信を持っていた。というのもNPB(日本野球機構)公式球よりも、今大会のボールは飛距離が出ると感じていたからだ。「めっちゃ飛びますね。打撃練習で外野を守ってても、ボールがなかなか落ちてこない。打者の立場ではシーズンもこれでやってもらいたいくらい」

今大会の使用球はSSK社製。NPBで使用するミズノ社製との違いは小さいとされているが、侍の4番の打球は飛びまくっている。

森下が4番に入っていることで、相手チームには怖い「6番・一塁」となっているのが牧秀悟内野手(26)。1点ビハインドの5回2死満塁から、逆転の決勝2点中前打を放ったことで試合の流れを引き戻した。「チャンスを作ってもらったので、何とかここで打ちたいと思って打席に立ちました」と冷静に振り返った牧。

韓国メディアも試合前に「なぜ牧が4番ではなく6番なのか?」と夕刊フジに質問してきたほどの勝負強さを誇る。井端監督は「4、5番の後に『もう一丁』といける。彼は5番でも、例え8番に置いてもチャンスで回ってくる」と説明。森下に続く得点源となることが牧の役割だ。

韓国の柳仲逸監督(61)は「5回に峠を越えられなかったのが残念だ」。1勝2敗となり、自力での2次リーグ進出が消滅した。

▽台北

韓国 010110000-3

日本 02002020×-6

(勝)隅田(1勝)

(敗)郭道圭(1敗)

(本)朴東原1号(4回表ソロ)、森下1号(7回裏2ラン)

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