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パリ五輪開幕 豪雨の水上パレード、厳戒態勢…仏マクロン大統領に大ブーイング 日本は409選手、国外開催で最多の金メダル20個目指す

zakzak by夕刊フジ / 2024年7月27日 12時30分

【パリ=26日(日本時間27日)山戸英州】第33回夏季オリンピック・パリ大会の開会式が、同市中心部のセーヌ川沿岸で行われ、17日間の熱戦が開幕した。パリでの五輪は100年ぶり3度目。土砂降りの雨の中だったが、史上初の水上開会式は趣向が凝らされ、日本選手団も船上でパレードに参加。ブレイキン男子の半井重幸(22)=ダンサー名・SHIGEKIX、第一生命保険=とフェンシング女子の江村美咲(25)=立飛ホールディングス=が旗手を務めた。国外開催の五輪では最多となる金メダル20個を目指す。

「広く開かれた大会に」をスローガンに掲げた大会。日本からは海外の五輪では過去最多の409選手が参加する。開会式当日の朝には、フランスの高速鉄道TGVが放火される被害があり、警察や憲兵隊約4万5000人が投入される厳戒態勢となった。

あいにくの雨模様だったが、五輪では初めての競技場外での開会式は、芸術の街、パリらしく最新のファッションや音楽が盛り込まれて新鮮だった。セーヌ川岸に設置された大型スクリーンに、マクロン大統領が映し出されると大ブーイングが起き、内政不安を象徴する場面もあったが、開会式は花の都で華々しく進行した。

川沿いの遊歩道には見物客が行列をつくり、参加200以上の国・地域の選手たちが85隻で約6キロに渡って行った船上パレードは壮観。先頭のギリシャに各国の船が続き、ノートルダム大聖堂、ルーブル美術館を横目にゴール地点となるエッフェル塔下のトロカデロ広場へ。白いジャケットを羽織った日本選手団も笑顔で船上から手を振った。

日本は東京大会で金メダル27個を獲得して3位となったが、データ会社グレースノートの予想での今大会は金13個の6位と予想されている。

旗手を務めた2人はいずれも金メダルが期待されており、金髪がトレードマークの江村は「たくさんの方々に支えられて今があるという思いをかみしめていた。感謝の気持ちをプレーで出し切りたい」。半井も「本当に楽しかった。雨が降ってくるというハプニングでさえもドラマチックで、一つのエンターテインメントとして特別感が出たと思う」と目を輝かせた。

2028年ロサンゼルス五輪を控える米国の大選手団は大型の客船に乗りきれないほどの大混雑で、旗手はNBAのスター、レブロン・ジェームズ。フランスが登場すると川岸の観客が大声援。戦禍のウクライナにも大きな拍手が送られた。

最後はトロカデロ広場に全選手が集まり、聖火の最終ランナーは柔道男子100キロ超級のテディ・リネールと陸上短距離のマリージョゼ・ペレク。点灯されると気球につるされた聖火が宙に舞い上がった。

悪天の中燃え続けたトーチは日本製

雨の中でも燃え続けたトーチの燃焼部とボンベの燃焼機構を手がけたのは、愛知県豊川市のメーカー「新富士バーナー」。〝絶対消えない〟との前評判通りの性能を発揮した。

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