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浅野翔吾は巨人逆転Vの救世主となるか 3試合連続適時打 阿部監督も認める〝勝負勘〟…かつて19歳でレギュラー定着の坂本勇人も太鼓判

zakzak by夕刊フジ / 2024年8月23日 13時59分

巨人は22日、首位広島との首位攻防第3ラウンド(東京ドーム)に1―2で痛恨の逆転負け。カード負け越しでゲーム差を再び「2」に広げられた。そんな中、逆転Vへ導く救世主となりつつあるのが3試合連続となる適時打を放った2022年ドラフト1位・浅野翔吾外野手(19)だ。ペナントを大きく左右する時期に6試合連続でスタメン起用された若武者に、16年前の2008年に同じくプロ2年目の19歳でレギュラーに定着し、リーグ優勝に貢献した坂本勇人内野手(35)も太鼓判を押す。(片岡将)

3試合連続適時打

首位攻防戦の3試合とも「8番・右翼」で先発した浅野は21日の同点打に続いて大仕事をやってのけた。両軍無得点の6回1死一、二塁、詰まりながらも右前へ先制適時打。一塁上で大きく雄たけびを上げながらガッツポーズを繰り出した。これで3試合連続適時打。1軍再昇格後は24打数8安打で打率・333、1本塁打、7打点と無類の勝負強さを発揮している。

「3打席ともチャンスでまわしていただいたので、何とかくらいついて得点につなげたいと思っていました。自分のあとは(投手の)戸郷さん。打撃で負担を掛けたくなかったので自分で点を取ろうと考えていた」と浅野は話す。

初の開幕1軍を勝ち取るも出場3試合で9打数無安打に終わり、4月8日に2軍落ちとなった浅野だが、途中加入の助っ人エリエ・ヘルナンデス外野手(30)が今月11日の試合で左手首骨折の重傷を負って無念の出場選手登録抹消となり、チャンスが巡ってきた。12日の再昇格後は6試合連続でスタメン起用されている。

かつて原辰徳前監督(66)は第2次政権時の2008年に当時プロ入り2年目だった坂本をケガで離脱した二岡(現ヘッド兼打撃チーフコーチ)に代わって正遊撃手として大抜擢。坂本はこのシーズンで全144試合にスタメン出場して打率・257、8本塁打、43打点の成績を残し、以降の15年間にわたってチームの大黒柱となる礎とした。

その坂本は日の出の勢いの若武者をどう見ているのか。胸中を聞いてみると「僕はそんなに特別だとは思わない。翔吾は試合に出ていれば打ちますよ。そのくらいのバッターですから」と19歳の力量を認めていることを明かした。

自身の19歳の頃を思い出すのでは?

「ふふふ。それはたまたまでしょ」。ベテランはこの符号は一笑に付す。チームが9月に笑えるか否かは、16年前の坂本と同じく浅野の爆発的な成長が左右しそうな情勢だ。

抜擢を続ける阿部慎之助監督(45)は「彼の勝負勘というのを一番買っている。打席に入った表情は素晴らしいと思ってみています。戦っている姿勢が僕にはよく映る」と浅野の姿勢を高評価。「彼にはスターになってほしい」とシーズン佳境の勝負どころでもスタメン起用を続ける構えだ。

巨人―広島19回戦(8勝8敗3分、18時2分、東京ドーム、4万1634人)

広 島0000000011-2

巨 人0000010000-1

(勝) 島内47試合8勝6敗

(S) 栗林49試合4敗33S

〔敗〕 ケラー38試合2敗1S

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