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都知事選 各紙情勢調査で見えた〝意外な傾向〟 石丸伸二氏、無党派層で蓮舫氏を逆転 現職の小池百合子氏が「先行」報道も

zakzak by夕刊フジ / 2024年6月24日 11時30分

巣鴨地蔵通りで有権者らとハイタッチする石丸氏=23日(夕刊フジ)

東京都知事選(7月7日投開票)をめぐり、序盤の情勢調査が出てきた。24日付朝日新聞と日本経済新聞は、ともに3選を目指す現職の小池百合子知事(71)が「先行」と報じた。前参院議員の蓮舫氏(56)と前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏(41)が追う展開だが、両紙とも無党派層の支持では石丸氏が蓮舫氏を上回っている。

告示後初の日曜日となった23日、小池氏は公務で奥多摩町のダムを視察後、同町内で演説し、「元気な街として、日本中にも知らしめていく」と語った。

22日には八丈島を訪れており、有権者の少ない地域から選挙戦に入る「川上作戦」を展開している。

蓮舫氏は23日午後、JR錦糸町駅前(墨田区)で、自民党派閥の政治資金パーティー収入裏金事件を批判し、「自民と一緒になって都知事を目指す人に私は絶対に勝ちたい」と声を挙げた。

壇上には立憲民主党の菊田真紀子衆院議員と酒井菜摘衆院議員に加え、共産党の吉良佳子参院議員も並んだ。

吉良氏は応援演説のなかで、「朝鮮学校への補助金復活など排除とか差別とかもうやめる、本気で人権尊重、ジェンダー平等を目指せる都知事を誕生させましょう」と訴えた。

石丸氏は、麻布十番商店街(港区)や巣鴨地蔵通り商店街(豊島区)などで「これからの日本に大切なのは経済。経済強国を目指す」などと訴えた。各地で15~30分程度の街頭演説を繰り広げ、こまめに回る戦術を続けている。

選挙戦で小池氏は自民党、公明党の支持層、蓮舫氏は立憲民主党と共産党の支持層などを固めているが、注目は無党派層の動向だ。

朝日は22、23日両日に調査を行い、小池氏が無党派層の「4割強」の支持を受けているとした。蓮舫氏は「2割弱」なのに対し、石丸氏は「2割」で、蓮舫氏を上回っていると伝えた。

日経が21~23日に実施した調査では「無党派層は小池氏が3割、石丸氏が2割を押さえ、蓮舫氏は1割の支持にとどまる」と報じた。

永田町関係者は「石丸氏はネットの人気に加え、都知事選の街頭演説を週末には1日10カ所以上行い、猛烈に浸透している。ボランティアも5000人以上集まったという。蓮舫氏は知名度はあるが、1日数カ所の街頭演説にとどまっている。立憲民主党や共産党の全力支援を受ける蓮舫氏に対し、政党色を無くした石丸氏に無党派層が関心を持っているのではないか」と語っている。

【都知事選の立候補者】 (届け出順)

野間口 翔36 無新

沢 繁実47 無新

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